たまの休日に写真機材を抱えて京阪神のいずこかに出没、目指すは紀信かアラーキーか。みずからの愚かさ、未熟さ、時にはクライアントの理不尽さに嘆きつつも、世界を股にかけ写真を撮りまくることを夢想する・・・。
デジタル化の波に否応なく呑み込まれ、もみくちゃにされながらもどっこい生き残りを賭ける赤貧写真家の徒然なるブログである。

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ひやひや修学旅行同行記 [2008年05月24日(土)]
この仕事はいいも悪いも現場では、一人でこなさなければならない。会社の眼がない分、気楽にできるメリットがある反面、ピンチの場合、誰もフォローしてくれないことでもある。

2日間で撮影すべきものは、3箇所でのクラス集合写真、5〜6人ずつのグループ写真、1000枚前後のスナップ写真。決して無理な注文ではない。1日目は1300枚弱、充分すぎるくらい撮ったなと、思い終えた。

翌朝も6時過ぎから撮影開始、だが用意した3個の電池のうち、2個が次々と切れてしまった。全部で2000枚以上撮れると思っていたが、経年劣化でかなりヘタっていたようだ。残り1個も、いつ切れるかわからない状態。デジカメ専用の充電池なので、そこいらのコンビニで買い足すこともできない。充電器があれば、合間をみて充電もできるが、“2000枚以上”を過信したため、用意していなかったのは、大失態。撮影は夕方まであるのに、いきなり大ピンチだ。

この場合、電池を抜いてしばらく休ませれば少しは復活するが、何十枚も撮れるわけではない。多少スナップ写真を犠牲にしても、少なくとものこり1箇所の集合写真まで電池が持つかどうかさえも、冷や汗ものだった。もしこれらが撮れなければ、子どもたちの楽しみや思い出を台無しにしてしまうわけで、なんのために同行しているのかわからない。かと言って、子どもたちの「写真撮って〜」の声を無視するわけにもいかず、1枚だけ撮って、近くにいる子をあわせて撮ることもやめて、しのぐことにした。

午前中、淡路島の伝統芸能である人形浄瑠璃館を見学した後、人形と一緒に写真を撮りましょう、となった。これは館側の計らいであり、素晴らしい提案である。写真として付加価値が高まるし、売上げにも貢献できる。が、内心はここで電池切れを起こしたら最悪だ、と心細い状態。

その直後、次の見学地で予定していた集合写真が降り出してきた雨で撮れそうもないということで、急きょこの館内で撮ることに。これは少しでも早い方がいい。すこしホッとするが、ここでも昨日1クラス6枚撮っていたのを3枚に減らすくらいシビアになっていた。

その後、最後の見学地でも枚数は減らしながらもひと通り撮ることができ、2日目計約350枚と1日目約1300枚とのバランスの悪さはともかく、なんとか体裁だけは保てたと思うが(?)、今日1日は、昨日までの楽しい気分は吹き飛び、ちゃんと仕事できてないやん、と居心地悪く、最悪、2日目のギャラは返上しなくてはいけないかも、という思いがかすめた。

わずかひと掴み程度の大きさの充電器、これからは絶対に用意しておこう。


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