たまの休日に写真機材を抱えて京阪神のいずこかに出没、目指すは紀信かアラーキーか。みずからの愚かさ、未熟さ、時にはクライアントの理不尽さに嘆きつつも、世界を股にかけ写真を撮りまくることを夢想する・・・。
デジタル化の波に否応なく呑み込まれ、もみくちゃにされながらもどっこい生き残りを賭ける赤貧写真家の徒然なるブログである。

(C)awaya  このサイト内の写真、文章の著作権はawayaに帰属し、無断転用、無断使用はお断りします。

Latest Articles
Categorie Archives
Latest Comments
うぃぃ
メリクリ (12/30)
hana
虎と牛 (10/23)
スイスの旅人
桜 開花 (03/29)
awaya
SDカードならば (12/22)
みなみかぜ
中秋の名月 (09/30)
fukfuk
○年の呪縛 (05/25)
最新トラックバック

http://www.cafeblo.com/cafedeblog_binbo/index1_0.rdf
大寒大獄淡海国 [2008年01月23日(水)]
城郭探訪5 近江国 彦根城(金亀城) 1/20



あっ、と気が付いたときには、もう遅かった。寝ぼけ眼でぼんやりと見えた、ホームにある駅名は彦根駅。何をどうするのか、一瞬分からなかった。プシューという音とともに、扉が閉まる。

目覚めるタイミングが「うまくしたものやな…」と感心しても始まらない。回り道となってしまったが、次の米原駅で降りて、一駅分戻ってきた。

大阪駅からJRで約1時間20分、姫路城ほどの華やかさはないが、彦根城も江戸時代から現存する城で、今、世界遺産登録を目指している。
当然木造で暖房がないうえ、板張の床からの冷気も加わり、城内は寒い!

天守閣の階段はどえらく急で、むしろ梯子という方が近い。足下がスリッパなので足を踏み外しそうで、すこし心許ない。片手にはカメラを持つため、なおさらだ(首からぶら提げても、階段前縁に当たる)。

これは、万が一敵が城に攻め入られたとき、その動きを少しでも妨げようとしての造りだが、日常においては甚だ不便極まりない。少なくとも天下泰平となった江戸中期以降でも付け替えられることは、なかったわけだ。

この城の城主は井伊家で、かの井伊直弼はここで生まれ、後の13代藩主にして幕府の大老を務めた。歴史の教科書では江戸末期、黒船来航で国内が揺れるなか、攘夷派を弾圧、安政の大獄で恐れられた悪名高き人物に映るが、ここでは、博学多才にして、早くから開国を主張し、なかば独断で日米修好通商条約調印にこぎ着け、その先鞭をつけた人物として捉えられている。

「所変われば品変わる」である。


*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*゜゚・*:.。..。.:*・゜゚・*:.。..。.:*゜゚・*:.。..。.:*

                 江戸城桜田門                井伊直弼像

「あふみの海 磯うつ波の いく度か 御世にこころをくだきぬるかな」

安政7年3月(旧暦)、彼が江戸城桜田門外で暗殺される3ヶ月前に呼んだ歌だ。その日、江戸は雪に見舞われていた。
2008年01月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
Monthly Archives
Links
ネットワーク







(c) 1999-2009 Cafeglobe.com All rights reserved