たまの休日に写真機材を抱えて京阪神のいずこかに出没、目指すは紀信かアラーキーか。みずからの愚かさ、未熟さ、時にはクライアントの理不尽さに嘆きつつも、世界を股にかけ写真を撮りまくることを夢想する・・・。
デジタル化の波に否応なく呑み込まれ、もみくちゃにされながらもどっこい生き残りを賭ける赤貧写真家の徒然なるブログである。

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底なし沼デジタル地獄 [2007年07月08日(日)]
14,958枚。今年に入ってから6月末までの半年間、デジタルカメラで撮影した写真のおおよその枚数だ。これは個人で撮ったもので、仕事のものは含まない。この間、撮影の仕事は少なかったのでその分、個人の撮影が増えたというわけだ。しかしまあ撮りも撮ったり、よく撮ったもんだ。

デジタルカメラの特性、フィルム36枚というくくりに囚われず、何枚でも撮影できる点は、思った以上に大きい(0と1のデータで作られるデジタル写真を数えるのに○枚と呼ぶのは違和感あるが…)。撮影直後にモニターで露出や構図が確認できるので、何度でも撮り直しできる。フィルムでも何枚かは撮るが、その差が頭の中で整理し切れないのでどうしても限界があった。

それに1枚撮ればフィルム代、現像代、ネガならプリント代と確実にコストがかかるため(厳密に言えばフィルム代現像代は1本当たりの値段なので、その1本で撮りたいものを撮りきれば問題ないが、そんなことは滅多にない)、おのずと撮影枚数に歯止めがかかっていた。


強い逆光で被写体にフラッシュを当てる
日中シンクロをするが、光量不足だった

が、撮れば撮るほど単価が安くなるデジタルでは、これでもかというくらい撮ってしまう。特にストレージ(メモリーカードから直接デジタル画像を吸い上げる専用のポータブルHDD)導入後は、メモリカードの容量さえも無関係で、ほぼその上限がなくなり、1日数百枚はもはや当たり前、それだけ撮っても、まだ足らないと感じることさえある。

足らないとは、同じ被写体を何枚撮ってもいつも100%納得しているわけではないのだ。どの角度から、どの距離から、何を背景に持ってくるか、露出の程度、フラッシュを使うか使わないか。使うならどのくらいの強さか…。その被写体をより印象強く写すには数え切れない選択肢がある。

撮る前に自分のイメージがはっきり固まっていればいいんだろうが、そんなことはあまりない。ぼんやりしたイメージがあって、まず撮ってみる。モニターに出た画像を見て先にあげた選択肢のどれがいいかを考え、また撮る。モニターを見て考えて撮る、の繰り返し。途中、違うイメージが沸いてきて、違う視点、手法からの撮影も試みる。そのたびに段階露出、わずかな画角や構図の違い、背景の入れ方など組み合わせて撮るので、また何枚も何十枚も増えてしまい、正直、きりがない。
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