たまの休日に写真機材を抱えて京阪神のいずこかに出没、目指すは紀信かアラーキーか。みずからの愚かさ、未熟さ、時にはクライアントの理不尽さに嘆きつつも、世界を股にかけ写真を撮りまくることを夢想する・・・。
デジタル化の波に否応なく呑み込まれ、もみくちゃにされながらもどっこい生き残りを賭ける赤貧写真家の徒然なるブログである。

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廣島行脚始まる [2007年05月25日(金)]

広島にはこれまで何度も行き、ほうぼうを撮影しているが、これが高じてこの週末から、何を血迷ったか6週連続で広島に行くことになった。我ながら困ったやつだと思う。

広島、いや「ヒロシマ」−人類史上最初の原爆の被爆地−の写真は、これまで数多の人が撮っている。それと同じような調子で撮っていても没個性(自ずと似たような構図になってしまう)、しだいに手応えを感じなくなってきたのだ。手応えとは撮影した瞬間、自分のイメージと構図etcがどんぴしゃりと決まり、「よっしゃー、ええ写真撮れた!」と感じるものだが、最近はそれが平々凡々に思え、オリジナリティーある写真には程遠いことをひしひしと感じるようになってきたのだ。

その理由は撮影対象に対して知識不足であり、認識不足以外にほかならない。
そのためには被写体をもっと深く知り、洞察力をつける必要があると、思っているときに、そんなことを勉強できる機会が広島にあったので、ダメもとで申し込みしたところ、なんとOKが出て、行くことになった。参加費はいらないが、もちろん、交通費は自腹。1、2回くらいならともかく、6回となるとちょっと、いやかなり大変だ。

広島は大阪から新幹線で1時間半ほどだが、赤貧写真家は新幹線なんか乗れない。いつも在来線、それも18切符シーズンだけなので、片道5〜6時間、往復で12時間くらいを片道1枚ずつ使えば4600円、強行日程になるが日帰りも可能なので、その場合は2300円で行って帰れる。その費用対効果は抜群ゆえ、何度も通えたわけだ。

が今は18切符シーズンではないので、結構イタイ。少しでも交通費を安くするため高速バスを使うことにした。新幹線の片道よりも安く、往復で9000円ほど。これが6往復。18切符キップ4シーズン分以上になる。申込みに際し、上述したようなことを豪語したので、今さら「交通費がかかりすぎるから行けません」とは言えない。

かくなるうえはとことんまで付き合って、より大きなものを引き出せるように喰らいつくしかないだろう。


夕暮れ時の元安橋。バンドの練習をする若者たちの声が響く
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