たまの休日に写真機材を抱えて京阪神のいずこかに出没、目指すは紀信かアラーキーか。みずからの愚かさ、未熟さ、時にはクライアントの理不尽さに嘆きつつも、世界を股にかけ写真を撮りまくることを夢想する・・・。
デジタル化の波に否応なく呑み込まれ、もみくちゃにされながらもどっこい生き残りを賭ける赤貧写真家の徒然なるブログである。

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おい、鬼太郎! [2007年05月01日(火)]
『ゲゲゲの鬼太郎』 '07松竹 監督:本木克英

先月、原作者水木しげるの故郷で、鬼太郎で町興しをしている境港に行ってきたこともあって、実写版鬼太郎を観る。子どもの頃アニメで親しんだだけに、そのイメージは鮮烈に残っている。このことは、おなじみの妖怪たちを演じる役者たちにとっても同じで、そのイメージを崩さず、しかし自らの演技力を発揮させるのは難しいと思う。

ねずみ男の大泉洋は、その小賢しさ、いい加減ぶりがうまく演じられていた。猫娘の田中嶺奈は、メイクなしでそのまんま猫娘、砂かけ婆の室井滋は、アニメと区別がつかなかった。
大天狗裁判長の中村獅童は結婚後の女性問題等で、ケチをつけたが、その存在感、演技っぷりは群を抜き、人間の女の子役の井上真央は定評の演技力で、物語を締める。
ちょい役の小雪も、演出もあるが、その美貌は神々しく、顔だけの演技の西田敏之は、大きな顔がより大きくなり、インパクトが強い。

そんな強烈な共演者に囲まれて、主役の鬼太郎は、イケメンながら、3枚目志向のウエンツ瑛士が演技を抑えたのか、監督が演出を抑えたのかはわからないが霞んでしまい、物語の展開上、鬼太郎の出番の必要性があまり感じられず、大勢の妖怪のなかの一人になった感じなのは残念。もっと活躍して欲しかった。


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