資産活用の試算は? [2007年01月21日(日)]
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5000円ほどで購入した不思議な「わっか」によって旧式P社レンズは実に20数年振りに、光を通してC社デジタルカメラで撮影という役割を果たした。それが作られた当時まったく誰も予想し得なかったことだ。
結果はすこぶる上々で、保管というより雑に放置されてきたにもかかわらず、カビも生えず、くもりもみせず、苦節20数年間この日を待っていたかのように文句なしの写りを見せてくれたことに、身震いした。 「これは使えるぞ」 ![]() カメラを始めたのは高校生のころで、P社製のカメラ1台と焦点距離50ミリのレンズ一本だけだった。 いや、じつはもう一本レンズがあった。同じ50ミリで開放値がf4ともうひとつのf1.7に比べ暗く、しかもマウントが違うので装着できず、カメラの知識も疎かったため使用用途というより存在理由が判らず、しまわれたままだった。 そのレンズが同じP社製のひとつ前の世代で、マクロという接写用であるとわかったのは、いつのころかはもう覚えていない。両者をつなぐアタッチメントが定価1000円という格安で販売されていることも前後して知ったが、わざわざそれを買ってまで使う必要性がないまま時間が過ぎていった。 99年、中途半端な機種しか出てこないP社のカメラをあきらめ、先進性の高いC社製カメラに切り替えたため、そのマクロレンズは完全に戸棚の奥へと追いやられてしまった。 しかし世の中面白いものがあるものだ。C社のカメラに旧式P社レンズを装着できる「わっか」、マウントアダプターが売られているのを見つけた。イッタイゼンタイいまどきオートフォーカスは使えない、絞り優先以外の自動露出も使えない代物、必然性があるのかと半信 半疑で見ていたが、どうやらちゃんと使えるものという。 写真の良し悪しはレンズで決まるわけではないが、大きな要素であるのは疑いない。カメラの機能向上のため、旧式レンズシステムがあっさり切り捨てられることは珍しくない。このP社製レンズがその例のひとつ(C社も大不評を買いながらそれを決断した)。が、ユーザーにとってはたまったものではない。時間や大枚をはたいて揃えたレンズという資産が、行き場を失うからだ。ので、メーカーは自社製レンズについては新旧システムをつなぐマウントアダプターを作ってフォローするが、他社製品についてはもちろん責任範疇外。ゆえにサードパーティーによって、いわばニッチ商品的にこういうものが開発されたんだろう。 中古市場ではこれら旧式レンズはなお多く流通している。デジタル化によって、レンズの性能差が顕著にみられるようになってきた今、その行方がどうなるかは判らないが、遊び心を含めてそれらを買うのもあたらしい世界が拡がって面白いなと、思った。 しかし、それ以前に揃えねばならない機材が今や待ったなしで、予算は20万円に達する見込み。赤貧写真家としては、それをどう配分するかで頭を悩ませている昨今である。 |









