たまの休日に写真機材を抱えて京阪神のいずこかに出没、目指すは紀信かアラーキーか。みずからの愚かさ、未熟さ、時にはクライアントの理不尽さに嘆きつつも、世界を股にかけ写真を撮りまくることを夢想する・・・。
デジタル化の波に否応なく呑み込まれ、もみくちゃにされながらもどっこい生き残りを賭ける赤貧写真家の徒然なるブログである。

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北陸への旅・舞鶴編 [2007年01月13日(土)]
「よっぽど暇なのかなあ」
話を聞きながら、失礼なことを考えてしまった。

かつて竹下内閣のとき、全国の自治体にばら撒かれた「ふるさと創生基金」1億円で建てられたその資料館で、館員がつきっきりで端から端まで展示品一つひとつを、およそ1時間ちかく丁寧に解説してくれた。

 
<舞鶴は今も昔も海軍の街>

先週、日本海方面大荒れで断念した北陸方面への旅を、気を取り直して向かった。
JR西舞鶴駅から歩いて10分ほど、立ち寄ったトイレから出てそのまま入り込んだ公園には石垣があり、いかにも城址公園の風情を構えていた。
土曜日の午前中、公園内を行く人は犬の散歩など付近の住人数人だけ。遠方からの来訪者は私だけのようだ。
小雨がパラついてきた。雨宿りついでに田辺城(舞鶴城)資料館に入ってみよう。さして大きくないから20分もあれば充分だろう。そう思ったのが、よもやの展開となった。

長い講義から解放され、館から出ようとすると事務室にいた他の館員二人が出てきて、また舞鶴のあれこれを話してくれてからの、お見送りつきでようやく退場が許された。入場無料で、これだけ至れり尽くせりの施設は初めてだ。そしてこの間、この資料館を訪れた人はゼロ。
降って沸いてきた1億円で、町興しのため意気込んで造ってみたものの、利用者はさっぱり。だから、のこのこやってきた私一人のために存分に力を割いてくれた、そんな雰囲気がありありと伝わってきた。
そんな余計なお世話なことを思いながら、ここを去った。





<明治期に立てられた海軍の赤レンガ造りの建物がレトロさを呼び、「男たちの大和」ほか映画TVドラマのロケにしばし登場する>
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