たまの休日に写真機材を抱えて京阪神のいずこかに出没、目指すは紀信かアラーキーか。みずからの愚かさ、未熟さ、時にはクライアントの理不尽さに嘆きつつも、世界を股にかけ写真を撮りまくることを夢想する・・・。
デジタル化の波に否応なく呑み込まれ、もみくちゃにされながらもどっこい生き残りを賭ける赤貧写真家の徒然なるブログである。

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悠遊国記 車中はのんびり… [2007年04月03日(火)]
撮影行脚2日目。

出雲・松江を周るつもりが、雨が降りそうだったので、ほぼ午前中いっぱいを出雲から山口県の長門まで移動。長い車中はどうしても退屈しがち。本を読んだり、ウトウトしたりだったが…。
山陰線はずっと単線なので、特急通過や対向車待ちのため、駅で数分間停車することが多い。それが積み重ねれば時間のロスは大きいが、どうしようもない。

 左) 桜がさらに撮影意欲をそそる?! 山口県・飯井駅    右) 入り組んだ海岸が、景色の変化を富ませる

とある駅での列車待ちのとき、気分転換のでホームに降りてみた。なんでもない日常に過ぎないが、新鮮に見えた。桜がほぼ満開。それまで車窓から見えた、荒ぶる日本海の波が海岸につき出る岩肌に打ちつけられ、白波が立つようすも、見過ごすには惜しい光景に思えた。点や面ではなく、線としての撮影も面白いかも、と思った。

たまたま、その光景を目にすれば撮影もするが、撮影のために改めてそこを訪れることはまずない。しかし、いまはその“たまたま”が連続している。移動の行程そのものをシャッターチャンスにするわけだ。刻一刻と現れては流れ去り、また現れては、あっという間に過ぎてしまう光景。予想もつかせぬ変化の連続は、意外なほど、緊張感の連続でもある。

また駅に降りての撮影では、少しひんやりする空気に触れることで、暑過ぎる車内暖房で火照った体を冷ましてくれる。

気が付けば130枚ほど撮っていた。高速で走る列車内から風景を撮るのはブレやすいので、フィルムのときは、怖くて、もったいなくてメンドーくさくて積極的にしたことはなかったが、デジタルなら失敗を気にせず、いくら撮っても平気だ。おかげで、車中で、ゆっくりする間がなくなった。 


数分間の停車時間も撮影に慌しい。島根県・石見津田駅


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