たまの休日に写真機材を抱えて京阪神のいずこかに出没、目指すは紀信かアラーキーか。みずからの愚かさ、未熟さ、時にはクライアントの理不尽さに嘆きつつも、世界を股にかけ写真を撮りまくることを夢想する・・・。
デジタル化の波に否応なく呑み込まれ、もみくちゃにされながらもどっこい生き残りを賭ける赤貧写真家の徒然なるブログである。

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ファースト・キスの味は [2007年03月14日(水)]

初めてのキスは、これまでのものは一体なんだったんだろうというくらい、軽やかなものだった。ちょっとばかり扱いにくいところもあるけれど、それはしだいに慣れてくれば、たいした問題ではなくなり、充分に楽しめるものになるだろう。それほど、「軽さ」はおおきな魅力でもあるのだ。

友人からEOS Kiss D(デジタル)を安く買い取った。小型軽量、簡単操作低価格の初心者向けの機種で、発売当時、デジタル一眼レフカメラとしては破格の12〜13万円で、一気に誰でも手に届くものにしたことで話題になった。それを(本体とレンズ1本。もともとセット販売されていたもの)プラスバッテリーパックとおまけに512MのCFカード1枚を付けさせて、3万円までまけさせた。これら全部で20万円くらいしたと友人はぼやいていたので、ずいぶんとあこぎなことをしたもんだ。もっとも中古業者に持っていっても、おそらくこの半分の値もつかないくらいなので、両者両得である。

04年の発売以降、すでに後継機2機種が発売され、kissDは完全に旧製品になってしまい、カタログスペックをみるかぎり多少の見劣りは否めないし、さすがにプロが第一線で使うに仕様ではないので、仕事で使うことはほとんどないだろうが、予備機として、またプライベートで使うぶんには実用上、さして問題はない。
   
それは万が一プライベートの撮影でカメラを紛失したり、壊したり、あるいは盗難にあったりすれば、えらいこっちゃ、当然仕事に支障をきたすし、いろんな意味で自分や周囲に対して無性にハラが立つであろうから、ある種の保険的な意味合いのある。

カメラは黒、というのが定番であり、これまで所有してきたカメラ全てがそうだっから、シルバーのプラスティックボディの安っぽいテカリ具合にかなり抵抗があったが、実際手にしてみると、これは食わず嫌いのようだった(かと言って取り立てて「美味しい」ものじゃないけど)。

新しい機種を持つと、何となくウキウキしてくるもんだ。カメラを手にした翌日早速使ってみた。とほほなこともあったけど(3/12を見るべし)、その日に374枚、フィルムにして10本強を撮影した。フィルムカメラならこれほどの枚数は仕事以外ではなかったが、これでも使い足りない気がした。しばらくは、KissDをメインに使おうと思う。
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