たまの休日に写真機材を抱えて京阪神のいずこかに出没、目指すは紀信かアラーキーか。みずからの愚かさ、未熟さ、時にはクライアントの理不尽さに嘆きつつも、世界を股にかけ写真を撮りまくることを夢想する・・・。
デジタル化の波に否応なく呑み込まれ、もみくちゃにされながらもどっこい生き残りを賭ける赤貧写真家の徒然なるブログである。

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きわどかった [2007年02月17日(土)]

「しまった。ついに壊れたか?!」
購入以来7年半、常に主力レンズとして使ってきた標準ズームレンズの絞りがまったく働かなくなった。真っ先に考えられる原因としての接点不良解消のため、何度かレンズをボディから付け外したり、電源を入れ直したりしたが、同じことだった。

過去2、3度修理に出している。あらたに不具合が出たとしても不思議ではなかった。いや、むしろ出ないほうが不思議なくらいだ。フィルム時代のそのズームレンズは、デジタル化以降、その画角の違いに悩まされ、描写力不足も否めないものの、信頼性においては、その後に買った他社のレンズを一歩も二歩もリードしているため、今なお使い続けてきた、それほどの酷使がたたってもおかしくないレンズなのだ。

撮影自体は可能だったので続行したが、絞りがf4.5で固定されてしまい、ややピントの甘さが懸念されたが、予備のレンズもボディもないので、このままでいくしかない。

途中休憩のときにあらためてチェックしなおしてみた。問題は1分もしないうちに解決した。何のことはない、操作関係の設定を変更していたことをすっかり忘れていたのだ。

イマドキのカメラは、その操作においてほとんどを電子的に行う。ゆえに使用者の好みや使い勝手の具合にあわせて操作方法、どのボタンにどんな機能を持たせるかなどは、ある程度変更できる。絞り関係の設定はこれまでいじったことがなかったが、ひと月ほど前、これは一体どんな機能なんだ? と試しに変更していたものの、結局その状態で撮影することはなく、元に戻すこともないまま忘れていた、というわけだ。

案の定、撮った写真はややピントの浅いぼやけた感じのものが多かった。後処理でシャープネスをかけることで充分に補正できる程度だったので、「仕上がり」には支障なかったが、これはデジタルさまさまだ。

カメラ本体の電子化はデジタル登場以前に始まったもので、その操作を全て手動で行うマニュアルカメラから写真を始め、親しんできた私にとっては、その電子操作の便利さと共存するもどかしさは、今さらであっても時々感じるのである。

これがもし、もっと絞り込まれた状態だったなら、どえらいことになっただろう。室内のしかもフラッシュを使えないという条件での撮影だったので、感度を上げたとしても、光量不足で暗い色の汚い写真になっていたかもしれない。それを考えると、ぞっとする
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