踊る! 運動会カメラマン [2008年10月28日(火)]
![]() 今年は今までと撮影の勝手が違った。 これまでメインで使っていた2台が相次いで不具合を起こし、かたや全治ひと月半の入院(EOS20D)、かたや酷使(?)のよる寿命、THE ENDとなってしまい(EOS10D)、運動会撮影にまったく実働できなかった。 残りの1台、EOSkissデジタル(KD)は入門者向けカメラなので、これまでまったり系の撮影でしか使ったことがない。運動会というけっこうハードな撮影に向いていないことは百も承知だったが、かといってこれを使わざるを得ない。 KDは親指AF(*)の設定がなく、シャッターボタンによるAFしかできないので、1枚ごとにピントを合わせ、構図を決め、レリーズを切るの繰り返しは、無駄な動きが多く、シャッター・チャンスに間に合わない。 また、シャッターボタンを押してから実際にシャッターが切れるまで、わずかなタイムラグがあり、その写真は意図したものと、ずれが生じてしまう。すかさずもう何枚か撮るが、それも間に合わないうえ、連続撮影枚数がわずか4枚しかないので、あっという間にバッファが埋まってしまい、さらにはCFカードへの書込みも遅いので、それを待っている間にもシャッター・チャンスを逃してしまう。そんなこんなで、KDはどうにもこうにもレスポンスが遅すぎ、間の抜けた写真になりがちだ。 こんなカメラ1台では心許ないので、他の機種を1台貸りた。EOS5Dだ。フルサイズ機としてビンボー・カメラマンには羨望の機種だ。 この5D、“ハイ・アマチュア”をターゲットにした機能としては中級だが、価格は高級機。本体が一回りデカくて重いのと、フルサイズに合わせたやはり一回りデカくて重いレンズをつけたので、運動会という自らも走り回る撮影にはキツイ。 それは、単に重量が重くなるということだけでなく、走ることで伝わる振動、舞い上がる細かい砂埃、あるいは交互に使う2台のカメラがずり落ちたり、ぶつけないようにするなど、常に気をつけねばならない。さらには、万が一転んだりなんかしちゃったりすると思うとぞっとする。“価格は高級機”のましてや借物なので、そのあたりは余計だ。 しかし、待ったなしのシャッターチャンスの連続に、そんな悠長なことをしていられないのも事実だ。カメラを持ち替えるのももどかしい、わずかなAFの遅れや、構図のずれにもいらいらしながら、不慣れで不向きの2台のカメラの取り扱いに慎重にならざるを得ない、相反する状況はかつてないものであり、フラストレーションの連続だった。 なるほど、EOS1Dクラスの頑丈なつくりなら、そのあたり安心して使えるわけなんだと、使ったことないのに妙に実感してしまい、ちょっと欲しくなってしまった。 *親指AF…シャッターボタン半押しでオートフォーカス(AF)作動、そのままさらに押し込んでシャッターが切れるというのが標準仕様だが、カメラを構えた時、右手親指のかかる位置にあるボタンに、AFの機能を割り当てる設定変更のこと(シャッターはそのまま)。 焦点、露出、構図の決定を別々にできるので、より撮影者の意図を反映しやすい。 |









