たまの休日に写真機材を抱えて京阪神のいずこかに出没、目指すは紀信かアラーキーか。みずからの愚かさ、未熟さ、時にはクライアントの理不尽さに嘆きつつも、世界を股にかけ写真を撮りまくることを夢想する・・・。
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青葉城だってお城である [2008年09月10日(水)]
城郭探訪 陸奥国仙台藩 仙台城(青葉城) '07/8/28


30年ほど前のヒット曲、仙台出身の歌手、さとう宗之の『青葉城恋唄』で、大阪の人間でもその存在を知られる仙台城は、独眼流政宗の築いた城である。
したがって仙台市は東北有数の城下町、城跡は市の中心部にあるものだと思って、地図を見るが、おやおや、見当たらない。青葉区があって、青葉通という名称の大通もあるので、その近辺かと思ったが、そうでもない。

いや、少なくとも内堀くらいは埋立てられず残っているものなので、いかにも人為的な鍵型や“ロ”の字型の水面なんて一目瞭然、すぐに見つかりそうなものだが、やはり見つからない。唄に謳われながら、実は現存するほどの大きな城でなく、再開発等で影も形もなくなってしまった幻の城なのか、と妙なことを思いながら、視線をやや郊外に移してようやく見つけた。

近世城郭のあった街は多少の差はあっても、明治以降は県庁や市役所といった行政機関等が周辺に置かれるなど、そのまま今の市街地形成の中核となっているが、仙台は少し違うようだ。城の西側が広瀬川、背後の東側が青葉山と地形が自然自体が要害となっており、旧城郭区域がどこまでなのか定かじゃないが、二の丸跡にはかつて旧陸軍第二師団、戦後は東北大学川内キャンパスが入り、三の丸跡に仙台市博物館があるので、市街地の外れとまでは言わないが、中心地とも言えない。

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天守閣は造られず、そのほかの建物も取り壊されたり戦災で焼失したので、緩やかな傾斜を登りながら見える石垣にわずかな面影を残すのみで、城としての華やかさはもう見られないが、本丸跡の築城主・伊達政宗騎馬像前では、記念写真を撮ろうと観光客が連なっていた。さすが伊達者である。
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