たまの休日に写真機材を抱えて京阪神のいずこかに出没、目指すは紀信かアラーキーか。みずからの愚かさ、未熟さ、時にはクライアントの理不尽さに嘆きつつも、世界を股にかけ写真を撮りまくることを夢想する・・・。
デジタル化の波に否応なく呑み込まれ、もみくちゃにされながらもどっこい生き残りを賭ける赤貧写真家の徒然なるブログである。

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大御所様! [2008年04月07日(月)]
城郭探訪8 駿河国 駿府城(府中城) 4/5
静岡市内や駿府城内の観光解説版に、「大御所」という文字がいくつか見られた。「その道の第一人者として影響力のある人」と解釈していたが、それだとどうも解説の内容が理解できなかった。しばらくして気が付いた。
「あ、徳川家康のことか」

「引退した将軍が在する所」というのが元々の意味だが、それから転じて、ここでは一般名詞としてではなく、家康個人を指す代名詞として使われているのだ。家康は先に訪れた浜松城のあと、ここ駿府城を居城とし、さらに征夷大将軍を秀忠に譲り、再びここに隠棲後も、1616年没するまで権勢を振るい、大御所の名を知らしめた。

「大御所=家康」という図式は、大阪なら「太閤=秀吉」と同じ感覚だと思うが、江戸城以上に徳川色の強いこの土地柄ならではの、ものなんだろう。

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五層七階の壮大な天守閣は1635(寛永12)年に焼失後、再建されることはなく、明治以降は旧陸軍第34連隊が駐屯し、内堀は埋められ、徳川の威光むなしく残された遺構も取り壊されるも、外堀はなお往時を偲ばせている。戦後は市民公園として開放され、櫓や御門が復元、現在発掘調査もされている。最後の花見の週末として多くの市民で賑わっていた。

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