ささやかな幸せ

2007-08-31 05:43:52
家の電話が今朝から不通。
夫が電話局にクレームに行くと、係員が、
「住所どこ?ああ、その一帯は全部繋がらない。電話線、盗まれちゃったから。」
久々に、電話線泥棒が出没し、かなり広範囲に盗んでいったらしい。

お昼ご飯を作る最中、台所用ガスが切れてしまった。
夫に新しいガスボンベを買ってくるように頼んだら、珍しくストックがあるという。通常、数日から1週間待たされるので、そういう時は炊飯器2台で食事を作っている。

電話も夕方には回復した。
素晴らしい!やれば出来るじゃない!

途上国に住んでいると、こんな何でもないことが、幸せに感じられるのである。

でも、4ヶ月前の電話代の請求ミスは、まだ直ってない。


アフリカらしい、と思って撮ったら逆光だった。
(会社名出てますが、マズイですかね・・)

冷たい女

2007-08-30 04:34:14
(まだ、入院話で引っ張ります。)

体温39.37度を経験した翌々日の夜、体温計をみると34.14度。
あせって何回か計ってみても、やっぱり34度台。

身体に触ってみるとひんやりしている。鏡を見ると、日焼けしている顔がとても白くみえる。頭がやけに冴えて、このまま体温が下がって死ぬのかな、と思いながらも妙に冷静で、家族にメッセージを書くことにした。

まず母に、そして姉たち、弟・・と書き進んでいたが、途中で力尽きてしまった。

なにせ私には兄弟が多い。一般家庭の2倍もしくは3倍の弟姉妹がいるので、夜中1時からの作業としてはとてもキツイ。しかも一番下の弟なんて2年近く話してないから、書くことがない。これって、あまり親しくなかった人の送別会の「寄せ書き」とか、「卒業メッセージ」を前にしたような心境というか・・・。弟に対してこんな風に思うなんて、この時の私は、やっぱり冷たかった。




道路脇に赤が映えるコーラル・ツリー(Erythrina lysistemon)

病状と医療事情

2007-08-28 07:07:41
熱が出始めたのが日曜の午後。月曜朝まで我慢して、町のクリニックにマラリア検査に行くと、ネガティブだった。

ちなみに午前9時過ぎで、私は9番目の患者。先に2名が検査を受けていた。ここのマラリア検査は7,000クワチャ(約230円)でやや高目。安い公立病院は、長い列になるそう。

月曜午後、夫のルサカ出張に同行し、3時にルサカの病院に行く。マラリア検査を行うが、ここでもネガティブ。かなり安心。ただ、尿検査で「膀胱炎」と診断され、抗生剤を購入する。

火曜日、ルサカ郊外のモーテルで療養。熱が39度近くまで上がり、ロクに食べてもないのに嘔吐。

水曜日、夫が病院に連絡。ブドウ糖と吐き気を止める薬を点滴し、さらに解熱剤を腰に注射してもらった。病院を紹介して下さった医療関係者のAさんに、「点滴の落ちる速度は、脈拍程度の早さが心臓に負担をかけなくていい」と聞き、
「脈はさっき100だったから、かなり早くてもいいですよ」などと冗談を言っていた。

しばらくして、太い注射器に入った抗生剤を持ったナースがやって来た。これを点滴針の上部から注入するのだ。
「痛〜い!お願い、もっとゆっくり」もう半泣きである。
「ゆっくりやっているわよ」とナースが言うけど、横から溢れているんじゃないという勢い。絶対、心臓にすごい負担かかっている。

このナース、かなり大柄で顔もちょっと怖い。失礼を承知でいうならば、ボブ・サップを小柄にして編み込みして白衣を着たところを想像して欲しい。押さえつけられたら、ロープに手をかけることも場外に逃げることも出来ない。この「抗生剤責め」を朝晩2回受けたのだが、2日目にして血管が腫れてしまい、別の血管に点滴用針を挿入されるはめになった。

さらに夜勤のナースは、点滴終わってるのにチューブ抜いてくれないし、部屋の電気もつけっぱなし。
「ここは医者はいいんだけど、スタッフがね。まだレベルが低いのよ」というAさんの言葉が頭を巡る。
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人生最大の危機!?

2007-08-27 06:07:22
「強盗に入られたか!」
「交通事故か!」というような
思わせぶりなタイトルですが、
実は原因不明の高熱と頭痛により、
ルサカの病院に入院していました。

ここでは、熱が出るとまずマラリアを疑います。
しかも出た症状が、高熱、頭痛、関節痛、吐き気と
マラリアそのもの。

アフリカに多い熱帯熱マラリアは、
治療が遅れると死に至ることもあるので
とても要注意なのです。

解熱剤を飲めば一旦熱は下がるものの、
最高体温は39.37度。
記憶にある限り、人生最高体温

そんな訳で、コメントをいただいても
お返事できず、失礼いたしました

病気や入院の詳細は、次回に。

セレンジェ紀行2

2007-08-20 03:59:15
2日目は、近くの滝に連れて行ってもらった。ザンビアはビクトリアの滝が有名だが、その他にも大小様々な滝がある。このムレンボ滝(Mulembo falls)はセレンジェの町から近く、彼らがサイクリングやピクニックでよく行った場所だそう。

タンザニアに向かうメイン道路から未舗装道路に入って4キロほど行くと、農業用のかなり大きい溜池がある。さらに林や草原、小さな集落を見ながら走ると、すっかりサファリ気分。残念ながら、遠くにヤギや牛が見えるだけなんだけど。途中に黒っぽいドーム型の岩山も見える。そして、10キロ程走ったところで目的の滝に着いた。



滝と聞いても日本人には、「それが何か?」って感じかもしれないが、7ヶ月も雨の降らない乾いた大地(最近は風が強く土埃がすごい!)にいると、水を見るだけで癒される。まして滝ならマイナスイオン浴びて、道中は森林浴にもなるしね。

「もしかして、私はここを訪ねる初めての日本人かも」と言うと、
「そうかもね」とリン。Bradtのガイドブックには載っている場所なのだが。
「小さな日の丸を持ってきて立てれば良かった」などと口走る俗っぽい私。

ここにもプロテアを含め様々な野生の花が咲いている。





アフリカというと森林にはゲリラが潜んでいそうなイメージがあるが、ザンビアの素晴らしいところは、外国人でも単独で車やモーターバイク、自転車で旅ができるところ。リン達はこういう林でテントを張って泊まったりしている(もちろん場所は選ぶ必要がある)。マークというカナダ人は、ザンビア中を自転車で旅行した。自然の植生、秋のように少し色づいた林、鳥のさえずり、水の音。静かな自然の美しさがそこにある。



ザンビアの滝についてもっと知りたい方はこちらへ。

セレンジェ紀行1

2007-08-19 05:43:45
セレンジェ(Serenje)に行ってきた。

夫が出張で2泊するのと、ベルギー人のリンとバートの送別会が行われる日程が重なっため、リン達に同乗し1泊の予定でSerenjeに向かった。セレンジェは小さい町で、小高い丘があり、林に囲まれた自然豊かなところだが、首都から450キロも離れている。こんな所で4年間も暮らしていたとは、全く頭が下がる。首都や州都で仕事がある時は、車での移動が大変だったようだ。リンの姉が遊びに来る時、飛行機会社のストライキがあって予定のフライトがキャンセルになった。空港に向かって既に300キロくらい走っていたので帰るに帰れなくて困ったこともあったそう。



広大で何もない田舎町の感じを伝えたいのだが・・・。

セレンジェは小さい町なので、人々との関わり合いが深い。例えば、歩いている人を、荷台にのせてあげることは日常。知人の娘が亡くなったときは、亡骸を病院から自宅まで運んであげたそうだ。リンとバートが不平や悪口を言うのは聞いたことがない。こんなに親切で我慢強い人たちがいたなんて、と思うほど。セレンジェの人たちは、本当に感謝していて、彼らとの別れを惜しんでいた。

初日の夕方は、彼らがいつも犬の散歩に行ってた林業試験場に連れて行ってもらった。私は野生のプロテアを見たかったのだが、花は終わってしまい、枯れたものが残っていた。



「雨期になったら、とりどりの花が咲いて綺麗なのよ」とリンが言う。いつかまた、訪ねることがあるだろうか。


この辺りは砂地なので、蟻塚も白っぽいこんもりとした饅頭型になっている。いつも赤土のタワー型のものを見慣れているので、なんだか可愛らしい。



セレンジェのガソリンスタンドにある、お土産のバスケット売り場。交渉しなくても値引きしてくれるのがうれしい。

余談だが、アフリカではインド系の商店が多いのだが、ここセレンジェにはソマリア人やタンザニア人も進出してきているそうだ。

街の看板

2007-08-18 07:12:19


「ストリートチルドレンにお金、食べ物、衣服をあげることは、彼らの路上生活を助長させることになります。もし、チャイルド・ケア施設を通じて与えるのなら、あなたの援助は違ったものになります。連絡先:○×△-□○×◎□」

この看板が立っているのは、首都の一番活気のあるショッピングモール前。ストリートチルドレンにお金や物をあげないけど、身体の不自由なお年寄りなんかだと、ちょっと考えてしまう。彼らは物乞いでしか食べていけないんだろうな・・・と。結局、何も行動にうつせないんだけど。

宗教と政治の話題

2007-08-16 07:43:24
米国人のティナがお茶に誘ってくれたので、いそいそと出かけると、宗教は何かと聞かれたので「仏教」と答えたら、
「どういう教え?」
「誰に対して祈るの」
「お寺にはいつも通っているの」
「ブッダはいたのか?」
「何年頃に生きていたの?」と、次々に質問が飛んできて、答えられなくて困ってしまった。

バドミントン仲間のクリステルの家に寄ったら、ケーキを焼いたところというのでご馳走になることにしたら、ご主人と息子さんが加わって、またまた仏教に対する質問がきた。
「キリスト教は日曜日、イスラムは金曜日が安息日。仏教は?」
「仏教のお祭りはいつか」
「祈るときには夫と一緒か、別々か」
「ここに寺はあるのか」
「アフリカの仏教人口は」
などなど。

うちの町に長期で住んでいる外国人には、宗教関係者が多い。
今まで、「宗教と政治の話はタブー」と思っていたが、ここではこういう話が多い。政治の話は興味があるのだが、仏教関連となると葬儀・法事への出席、日本にいれば盆暮れに墓参りするくらい。宗教というよりも家族の行事となっている。

「仏教はどちらかといえば、哲学的な教え。日本ではそこに儒教的な教えや、自然崇拝も入っている。極楽浄土へ行けるように、欲を捨て、無駄な殺生はしない。でも、蚊やハエはバンバン殺してちゃうけどね」というようなことを答えている。

彼らにとっては、私は日本の仏教徒の代表。こんな答えでいいのか、もっと仏教について学ばねば、と思うこの頃。


熱帯アフリカ原産のヒゴロモコンロンカ(Mussaenda erythrophylla)

ユーフォルビア・インゲンス

2007-08-15 06:46:30

岩がちな土地に良く見られるこのユーフォルビア(Euphorbia ingens)は、和名をトウダイグサ科沖天閣(チュウテンカク)という、10メートルの高さにもなる多肉植物。形の良さと背の高さで、遠くにあってもよく目立つ。傷をつけると分泌する乳液は毒を含んでいるため、目に入ったらダメージを与え、皮膚につくと痒みを生じるそう。(07年8月8日、ルサカ郊外で撮影)




07年3月18日、ムルングシ・ダムにて撮影。


近づいてみると、つぼみがびっしりとついていた。

ミニコミ誌とチップス紹介

2007-08-14 07:31:36
首都ルサカを中心に、毎月発行されているミニコミ誌「Lowdown」。A5版76ページで5,000クワチャ(160円)。新聞の一部3,000クワチャと比較すると、悪くない価格。月間イベント情報や、新店舗紹介、レストランの感想、旅情報、読み物、借家・中古車・求職広告などで構成されている。



この中の「Build Zambia. Buy Zambian」という、ザンビア製品を紹介する記事で、ポテトチップス「アミーゴ」を取り上げてあった。

「アミーゴはスペイン語だが、ザンビアで作られ販売されているチップス。この製品は、2000年12月のイモの生産の開始からはじまった。イモの違いについてご存じないかもしれないが、ロースト向き、チップス向き、マッシュポテト向きなどの種類がある。このイモはルサカの西部にある畑で栽培されているが、原料のイモが不足する時は、下請け農家から買い入れたり、南アから輸入したりもする。農業雑誌じゃないので、栽培方法については割愛するけど。

油は地元産を使っているが、必要に応じて輸入することも。味付け用のスパイスは輸入品。全行程の品質管理に気を配っているが、特に味付け行程の品質管理は重要。パッケージは国際基準に準じた、鮮度を最大に保つ物を使っている。パッケージは輸入品で、近い将来地元生産を検討中。現在はチップスの販売は国内だけだが、近隣諸国への輸出も期待される。農場の雇用者を除いて、工場ではオン・ザ・ジョブ・トレーニングを行いながら60〜70人を雇用している。

このポテトチップスを食べるとき、輸入品にありがちな強い人工的な味付じゃない美味しさに気づくと思うよ。そして、これを食べることで、地元の産業をサポートすることになるんだ。」


う〜ん、食べたくなってきた。現在8種類のフレーバーが販売中で、私のお気に入りは、「メキシカン・チリ」



ザンビアは鉱物資源や農業など第一次産業が主で、製造業が発達していない。商店に行っても、「メイド・イン・ザンビア」と書いてあるものを探すのは苦労する。先月号のこのコーナーではバスケットを取り上げていたが、今まで取り上げたものを見て、お土産探しの参考にしたいくらい。
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