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汽笛を聞きながら

2007-10-08 04:54:31
ずっと前、ラジオジャパンを聞いていて、歌番組のゲストが堀内孝雄で、番組の最後の曲が「遠くで汽笛を聞きながら」だった。

「悩み続けた日々が、まるで嘘のように・・・・・何もいいことがなかった、この町で」

私の心情そのままだった。涙が出そうになった。帰国する時、きっとそう思うかもしれないと。

ただ、大きく異なる点がある。私の住んでいた家は、線路から300メートル程しか離れていない。列車は貨物なので車両が長く、踏切の手前で汽笛を長くならす。だから1日に数回だけど、汽笛の音はうるさいくらいに、とても近くに聞こえたのだ。



学校給食事業の現場

2007-10-06 08:01:31
先週、カブウェで活動しているドイツ系NGOの学校給食プログラムの現場を見てきた。

現在ドイツ人2名、オーストリア人2名のボランティアが手伝いに来ており、月曜日の野菜(キャベツとトマト)配達に同行させてもらったのだ。



この組織は、8校のコミュニティースクールに対し、学校の建設・運営を行い、現在は無料の学校給食に力を入れている。

日本のテレビCMで時々みかける「世界食糧計画(WFP)の学校給食プログラム」に似たものだが、通常のメニューはシマ、カペンタ(川魚の煮干し)、キャベツにトマトソース。週に一回は鶏肉の日があり、料理用の薪や炭も配給している。



これらのコミュニティースクールに通っているのは孤児や貧困家庭の子供たちなので、ここで食べる1食のみがきちんとした食事という場合もある。給食だけでなく、児童の自宅や困窮家庭に主食のミルミル(とうもろこしの粉)と食用油、石鹸、洗濯洗剤なども定期的に配布している。また、児童に対する必要なワクチン接種、駆虫剤の投与、結核診断、健康管理など医療面のサポートもしているが、医療面での人的・物的支援が不足していると話していた。



政府系学校(以下、公立校)はあるのにコミュニティ校を作った理由として、公立校では制服、PTA会費、施設維持費など金銭的な負担が発生するが、孤児や困窮家庭の子供はそれが用意できない。それでコンパウンドと呼ばれる貧困者の住む地域に、学校建設を始めたそうだ。コミュニティ自体は土地の提供や建設、メンテナンスなど労働力を提供している。現在8校で、計4100名に教育の機会を提供しているそうだ。



さらに、これらコミュニティ校で働く教員を募集するため、若くて経験のない教師や代用教員に対し金銭的な支援を行い、2年間の教員養成講座を受けさせている。講座終了後は3年間コミュニティ校で働かせるという契約にして、質の高い教員を育てながら一定期間学校に繋ぎ止める方法をとっている。公立校のほうが給料や条件が良いので、契約期間後は公立校に移る教師が多いそうだが、給料の支払いが遅れ気味な公立校に対して、毎月末きちんと支払われる給料や教員にもふるまわれる給食、学校が町に近いことなどはここで働く利点になっているようだ。



カブウェに暮らしながら、コンパウンドに初めて足を踏み入れた。ザンビアは広大な土地に恵まれているため、東南アジアの人口過密で不潔になりがちな所に比べると、貧困であっても清潔でゆったりと生活しているように思えた。

ジャカランダをアップで見ると

2007-10-05 07:49:18



内側が白いから、光の加減で紫の花が水色に見えたりするのかな。

やはり事件は起こった

2007-10-04 04:47:05
帰国を前にして、先週は怒濤のような一週間だった。

家を片づけ、
荷物をパッキングし、
買ってもらう家電を磨き、
ガレージセール用に古着を選んで値段をつけ、
お別れにお茶に誘われ、
郵便局で書籍をいくらか送って、
電話代の精算とインターネットの解約をし、
コミュニティースクールへの給食事業の活動を見学した。

最後になって色んな事がスムーズに進み、
「この町の印象が悪くならないように、神様が便宜をはかってくれているのかな」と思うほどだった。

しかし、世の中はそう甘くはなかった。
やはり事件は起こった。



2枚の写真をよ〜く見ると、事件の内容が明らかに!
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カタカナ表記の弊害

2007-10-02 04:42:10
アフリカ南部にはZを用いる固有名詞が多い。例えば、

国 名
ZAMBIA(ザンビア)
TANZANIA(タンザニア)
MOZAMBIQUE(モザンビーク)
ZIMBABWE(ジンバブエ)
SWAZILAND(スワジランド)
ZAIRE(ザイール、コンゴ民主共和国の旧名)

地 名
ZANZIBAR(ザンジバル。昔から交易で栄えた島)
BRAZZAVILLE(ブラザビル。元フランス領、コンゴ共和国の首都)
KAZUNGULA(カズングラ。ザンビアとボツアナの国境の町。渡し船で国境を越える)
ZAMBEZI(ザンベジ。ザンビアの国名の元になった川)
SOLWEZI(ソルウェジ。ザンビアの北にある鉱山の町)
MAZABUKA(マザブカ。ルサカから125kmの農業が盛んな町)
MONZE(モンゼ。ルサカとリビングストンの中程にある町)

その他
MANZI(ザンビアで一番売れ筋のミネラル水)
PAMODZI Hotel(ルサカのインド系ビジネスホテル)

ZA、ZU、ZE、ZOはザ・ズ・ゼ・ゾと発音しても通じるが、日本語にない音"ZI"はカタカナで表すなら、どちらかというと「ズィ」か「ズィー」って音になる。それを日本人は「ジ」で代用しているので混乱が生じる。

話している相手に一瞬???という顔をされ、話の流れで分かってもらえて事なきをえるという事がよくあった。ここは、英語のネイティブじゃない人たちが多いから、みんながそれぞれ想像力を使ってコミュニケーションしているという背景があって助かっているのだが。

だから、次の発音は要注意。

ZIMBABWE
ZANZIBAR
ZAMBEZI
SOLWEZI
MANZI
PAMODZI HOTEL

実は、間違えて発音して、恥ずかしい思いをしたものばかり。


パモズィ・ホテル前のジャカランダ並木

ケネディ一家の紹介

2007-09-28 07:44:25
警備員のケンが家族を連れてきたので、写真を撮った。


子供はユージーン君で、今は生後六ヶ月。まんまるお目々で、私たちのことをジッと見ていた。私たちが違う人種だって分かるのかな。

この暑いのに、毛糸の帽子と毛布でくるまれてやって来たのは驚き。まあ夕方だったから許すとして、アセモなどならないのかな。

ちなみに”ケン”は呼び名で、本当は”ケネディ”。米国の元大統領の名前からつけたようだが、ケンの場合はこれがファーストネーム。リンカーンとかワシントンという名前の人もいるそう。日本風に言えば佐藤ニクソン、鈴木クリントン、田中ブッシュってところだろうか。

今年の中秋節

2007-09-26 07:21:22
今日、25日は中秋の名月。

昨年は、近くの繊維関係の工場で働く中国人のリーさんに、「中秋節のパーティーに来ませんか?」と誘われ、携帯の番号を渡したけど電話がかかってこなかった。

「あれから一年が経ったのかあ。リーさんの働いていた工場は閉鎖されたから、中国へ帰ったのか。それとも、他のアフリカの国で働いているのかな・・」としみじみ思っていたら、昨年の中秋節は10月6日だった。

中秋節は旧暦に合わせているので毎年違っているといっても、こんなにだったとは。ちょっと驚いた。ちなみに2008年は9月14日、2009年は10月3日、2010年は9月22日だそう。

さて、そのリーさんの職場であったテキスタイル工場は、約1000人の雇用者を誇る国内で最大の繊維企業で、チテンゲをはじめ、Tシャツや毛布なども作っていたようだ。資金の行き詰まりで給料未払いとなり、従業員による大がかりなストライキなどもあり工場は操業を一時停止。胡錦涛主席のザンビア訪問時も視察が予定されていたが、反中感情の高まりを理由に中止となったそう。

工場は現在閉鎖されていると聞いていたが、昨日その前を通ったら、ゲートが開いていて車が数台入っていた。過去のニュースを調べてみると、その時700人が給料未払いで(少しは現物支給があったよう)解雇され、300人の基幹人員のみ残ったとあった。リーさんは、まだここにいるのかもしれない。

さて、鉛鉱山が96年に閉鎖されて以来、我が町は「ゴーストタウン」などと影でいわれているようだ。閉鎖していたバークレー銀行の支店も小さい場所ながら再開された。最近は道路の補修もだいぶ進み、改善されてきた。町一番のシマと評判の食堂のルスメル(Lusmel)も、カウンターにおかずを並べ目の前で盛る方式に代えたが、明らかにお客が増えている。

少しずつ経済が回復しているってことだろうか。

さて、今宵の月も明るく輝いていたが、雲が多くて星はあまり見えなかった。
いよいよ雨期がやってくる。

お土産の気になる中身

2007-09-25 05:29:29
先週、夫の職場に訪問者があり、お土産をいただいた。



海のないザンビアに魚との配慮か、あじの干物(←夫の大好物)。しかも賞味期限は長く、食塩以外は無添加。読み物もボリュームがあり、没収されそうな裸の写真などは入ってない。

あれ、その方は英国に滞在中だって聞いたけど?

実は旦那さんが日本からいらしていて、調査にもボディガードとして同行中。

奥様の学業を応援していることはもちろん、このお土産選びのセンスのよさと心遣い。
素晴らしい デキた旦那さま

さて、その新着フリーペーパーに気になる記事を発見。

「日本人女性が長生きする理由」
理由は3つ。1つは日本の優れた医療制度、2つめは遺伝子的素因、3つめは和食中心の食生活を含む生活様式。

2つめの遺伝子的素因とは:日本人を含むモンゴロイドは長寿に適した遺伝子を持っている。紫外線に強い褐色の皮膚、無駄なカロリー消費を抑える短い手足、内臓脂肪をためやすい長い胴体・・・。欠点のようだが、長生きにはとても適した特性。

とても褒められていると思えないのは、アフリカ人の「紫外線に強い黒色の皮膚、無駄にカロリーを消費する長い手足、内臓脂肪をためにくい短い胴体」を毎日見ているからだろうか。

南インド料理の夕べ

2007-09-24 04:21:27
昨日(土曜)、スター・スポーツクラブで、会員向けに南インドのベジタリアン料理が無料でふるまわれる、と聞きつけ行ってきた。

クリステルの息子のディーテムが誘ってくれたのだが、外国人の参加は、彼とそこにボランティアに来ているドイツ人とオーストリア人の4人の若者、交換留学生のカナダ人の女子高校生に私だけ。他に若干のザンビア人を見かけたが、参加者の大部分はインド系の人たちで、子供もいれて約100名が参加していた。

改めて、インド人コミュニティーの勢力と繋がりの強さを感じた。それから、本国インドから嫁いで来たり仕事でやって来た人たちが、コミュニティーになじもうと努力したんだろうと想像した。

さて、このカナダ人のジュディちゃんは、「交換留学先の第一候補は日本だったの。でも、第二希望のザンビアになった。ザンビアは二人しか枠がなかったから、私はすごくラッキーだった。今はインド人宅でホームステイをしているから、ザンビアとインドのふたつのカルチャーを学べる」と超ポジティブ。でも、学校では白人は彼女ひとりのみで、ザンビア人クラスメートのほうが緊張しているよう。学業のほうは「すっごく簡単」らしい。こういう経験は、大学受験の折りに有利になるようだ。

オーストリア人とドイツ人は、ずっとドイツ語で話していた。ジュディは年も近いトビアス君の隣で話していた。トビアスは、ドイツの徴兵制の代わりに社会奉仕活動を選んで先月来たばかりだが、1ヶ月半で随分たくましくなった印象。苦手な英語もジュディに、「これなんて言うんだっけ」って聞きながらどんどん上達しているし。若いっていいなあ〜、私は疎外感にどっぷりつかる。

ディーテムは、インド人の男性たちとクリケットの試合のテレビ観戦をしていたので、私は早々に切り上げた。



この日の料理は、米粉のクレープでカレー味マッシュポテトを包んだマサラ・ドーサ、タマネギ入り揚げボール、サンバル(カレーソース)、スパイシーなトマトのチャトニ、ココナツソース、イドゥリというカルカン風ココナツミルク入り蒸しパン。量が少なかったからお代わりしたら、食べ過ぎたからかそれとも覚醒作用のあるスパイスが入っていたのか、夜中に目が覚めてしばらく寝られなかった。

これに触発され、今日のお昼は巻寿司を作った。いつかベジタリアンの人を招いてもいいようにと、かんぴょう、人参、ほうれん草、アボカドで作ってみた。でも、やっぱりツナを足した方が美味しい。招くならあまり厳格でないベジタリアンの人がいいかな。

ビールに冷や奴

2007-09-22 05:36:40
9月に入って、ずいぶん暑くなってきた。ザンビアはこれからが一番暑い季節。もちろん雨は6ヶ月間降っていない。乾ききった大地だけど、何故か木々はみずみずしい葉っぱに変わっている。

人間たちはビールで潤うのが一番。ここで買える近隣諸国のビールを紹介。


左端はナミビアの「ウイントフック」ラガー。

黒缶はナミビアの「ウイントフック」ドラフト。

お馴染み「ハイネケン」は、ライセンス提携でナミビアで生産されたもの。ナミビアは元ドイツ領だからか、美味しいビールをつくっているよう。

金色の缶は南アの「キャッスル」。これの瓶のは、ザンビアでも製造している。

青缶「サファリ」はタンザニアのビール。セレンジェのローカルなマーケットで発見。

環境を考えればもちろん瓶を買う方がいいんだけど、ザンビアのビールはあまり好みでないのと、中身の量がまちまちだったりするので、時々、こういうのも飲んでいる。



おまけの、ザンビア産の大豆で作ってみた豆腐。貝割れも、いちおう自家製。
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