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途上国の初等教育現場へ〜バングラ〜(BRAC)

途上国のフィールドにて、初等教育の発展に情熱をそそぐ。

共感&対話
バングラデシュから帰国した。

これからは、国際教育に関するメッセージを発信していけたらと思う。





現在、あらゆる地球規模の問題が顕在化している。
あなたは、この21世紀、10代の若者にどのようなメッセージを発していきたいですか?


21世紀の時代は、「地球人」として生きていくことが求められていると思う。


そして、世界の多様な文化・人種と共生していくためには、人々の「共感する心」・「対話を通じた処方箋作り」が不可欠である。


価値観や立場が違っても、相手の立場や境遇を理解し、共感し、対話をすることができなければ、地球規模の問題を解決することはできない。


まずは、途上国へ行き、もっと途上国の人々との結びつきを体感してもらいたい。


アフリカへ行く勇気がないなら、東南アジアでもいい。


途上国を訪れることによって、「個」と「個」が結び付く機会をどんどん増やしていけるであろう。



「理論」と「実践」のバランス、そして、「共感」と「対話」、これが、今後の世の中で求められる地球人としてのバロメーターだ。




2009年5月10日(日) 12:55 [ 国際教育 ]
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ムスリムの社会
片倉もとこ著「イスラームの日常世界」を読んでみた。

古い本であったが、イスラムの世界を理解する上で良い入門書であると思う。
この本を読みながら、イスラムの世界で生活してみると結構面白い。



この本の中で大変興味深いことを言っている。

イスラムの社会では、神と人の領域は、厳然と区別され、
神を中心に社会が動くとされている。

そして、人間は、本来弱い存在であるということを認め
人間と人間の約束は神の意志があれば履行されるとする。 


人間は、本来「善」でも「悪」でもなく、弱いものだという認識である。

逆に、西欧の社会は、性強説に基づいている。
そして、日本の社会は、性善説に基づいていると説明できる。

--------------------------------------------------------
西欧の社会では、神の領域と人の領域が等価となった。
人間中心に考え、神を無視することが可能となったのである。
そして、強いものが良しとされ、弱い者は切り落とされてきた。

日本では、人と人は契約ではなく信用によって結ばれ、社会が動いているので、
杓子定規な考え方は、流行らない。
-----------------------------------------------------------


したがって、大雑把に言えば、イスラム・西欧・日本社会は、以下のように区別できる。

--------------------------
イスラム → 性弱説に基づく社会

西欧    → 性強説に基づく社会

日本    → 性善説に基づく社会
-------------------------

バングラデシュもイスラムの国である。

現地にいても、外から見ているだけでは分からない習慣も多い。

そういった習慣に気付かせてくれる本である!



2009年4月29日(水) 23:58 [ 生活 ]
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BRAC University
BRAC本部から徒歩5分ほどのところに、BRAC Universityがある。

この大学は、現在、外国語の授業を充実させるため、外国人教師を海外から集めている最中。 

英語、フランス語、スペイン語、ロシア語、中国語。そしてもちろん日本語のプログラムも作っている。


私は、中国語の教師と仲がいい。
偶然、宿舎が同じということもあって意気投合!?

彼にとって、私は中国語をしゃべれるから、ちょうど良い話し相手なんだろう。
会ったときは、いつも中国語で会話だ


Lumin1.jpg

(写真掲載は、本人の許可を得てます)


彼の名は、Lu Ming、年齢は42歳。
中国政府を通して、一年間バングラデシュに派遣されている。
今年の9月までBRAC Universityにて中国語を教えることになっている。

ただ、彼は、「早く中国に帰りたいモード」を全開に出していて、
バングラの料理は、水道水を使って作っているから、身体に良くないとか、
皮膚の色が黒くなりだしたとか本気で心配している。
ウェブカメラ越しに娘から言われたらしい。。

奥さんと娘(高校生)が、中国河北省にいる。
帰りたいけど帰れないというジレンマに悩まされながら毎日過ごしている。

彼の英語レベルは、お世辞にもいいとは言えないが、英語を用いて、中国を教えているらしい。
大丈夫か?と思ってしまうが、私が気にすることでもないので、ほっておこう。



不思議なことだが、南アジアに来ると、中国人の情報も非常に貴重である。
ひったくり事件の話やボッタクリ事件の話など、リスク管理の上で大変参考になる。
バングラデシュは、東アジア人の我々にとって完全なるアウェーとなる場合が多々あるということを肝に銘じておく必要がある。


参考情報:
外国語センターのトップの方は、現在、BRAC総裁:アベット氏の妻である!!!



2009年4月22日(水) 10:11 [ 生活 ]
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王国への道 (シャムの国)
最近読んだ本をまたまた紹介。


王国への道(遠藤周作)★★★★☆

久しぶりに遠藤周作の本を読んでみた。
遠藤周作の作品から醸し出される独特のスリルおよび刺激が欲しい時につい読みたくなる。

同じような意見をもった人も多いのでは!?


この作品は、江戸初期に実在していた「山田長政」が、シャム(現在のタイ)で出世する過程を描いている。


ストーリも面白い。また、読み終わった時の余韻に凄味がある。

現代のような複雑な人間関係の社会で生きていく上で、参考になることも多いように思う。



「人間は一人では生きているのではなく、周りに生かされている」、「傲慢な態度・行動は、結局百害あるのみである」ことを明示してくれている感じがする。

ぜひ、読んでみてください。





2009年4月17日(金) 21:32 [ 生活 ]
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BRAC Net
BRACネットのボードメンバーの方(Fさん・日本人)にお会いすることができた。

今回、Fさんは、綿密な事業計画を実際のアクションに落とし込むため、ダッカへ来られていた。
Fさんと実際にお話をして、自分のやりたいことを真剣に再考することができたので、大変
有意義な時間となった。


やはり、投資家の視点は違うし、思い入れが全然違う。
小生も「やってみなはれ」精神でやりたいことをトコトン追求してみたいと思う!!!


ここで、BRACネットについて簡単に説明しよう。
-----------------------------------------------------
BRACネットは、インターネットサービス・プロバイダーを手がけているプライベート会社である。
昨年、IPベースの固定電話事業ライセンスを取得し、今後は携帯電話事業にも進出する予定であると言う。もうすぐ、トータル・コミュニケーション・サービスを提供する会社となるであろう。


WiMaxと呼ばれる次世代無線技術、XVDと呼ばれる画像圧縮技術を用い、低コストで遠隔医療・遠隔教育というサービスを提供し、バングラデシュの生活水準を改善することを目標としている。


BRAC本体から40%出資、デフタ・パートナーズから60%出資。そして、BRACネットの利益40%は、BRAC本体に還元され、日々の活動に有効活用される。ここで、お気付きの方もいらっしゃるかも知れないが、BRACは、外部からの寄付に依存しすぎないよう、民間事業にも積極的な姿勢を常に見せているのである。


話が少し脱線するが、現時点でBRACで一番成功している民間事業は、Aarong<アーロン> と呼ばれている小売チェーンのブランドである。工芸品の製造・販売により、年間売上高は29億円相当である。また、6万5千人以上の雇用を生み出している。 この規模には、ただただ感心されられるだけである。 中途半端は、思い入れでは、これほどの雇用を生み出すことはでろう。


BRACは、バングラデシュの人々の生活レベル向上に大きなインパクトを持ち続けている

ノーベル賞 にて、BRAC総裁のアベットさんの功績が評価される日 は、意外に近いかもしれない。



デフタ・パートナーズ代表:原丈人氏は、「世界から貧困をなくす本当の意味での途上国支援は、慈善事業・援助ではなく、投資して経済的に自立した事業として成立させることで実現する」と説いている。

また、BRACのアベット総裁も、これとまったく同じメッセージをマスコミに対して何度も発信している。双方に同じ想いがあったからこそ、現在、BRACネット事業が存在しているのかもしれない。


最後に、BRACネットの事業から1つだけ面白い事業を紹介する。

e-hutというフランチャイズ式のビジネスセンター運営である。今年末までに1000店舗達成する目標があるらしい。はっきり言っておきたいのは、e-hut店舗のスタッフは、BRACネットのスタッフではない。農村の人々が、自己責任の下、起業する必要があるのである。ここにも、”自立”を促すトリックが隠させている。BRACネットは、現在企業とNGO共同出資による公益事業をとして優れた資金循環モデルを確立しており、世銀からも注目されているのである。

brac Net.GIF





2009年4月14日(火) 18:50 [ インターン ]
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マイクロクレジット事業の実態
「マイクロクレジット」と聞いて、誰を思い浮かべるだろうか?

恐らく大半の日本人は、「Grameen銀行」のユヌスさんを一番に思い浮かべるだろう。
2006年にノーベル平和賞を取っているので当然である。

ただ、バングラデシュには、「Grameen銀行」の他に、「BRAC」や「ASHA」などの大規模な小口融資機関が多く存在する。


さてさて、その大規模な小口融資機関のひとつであるBRACであるが、
2007年度の実績ベースで、9.17億ドル(917億円:1ドル100円と換算)貸し付けている。

2002年の貸付実績(2.94億ドル(294億円))のおよそ3倍である。
すごい勢いで、このマイクロクレジット事業を伸ばしていると言える。



では、この資金はどこから集めて来ているのでろうか?

答え、半分近くが銀行からの借入である

先進国や国際機関からの寄付金は、このマイクロクレジット事業にはほとんどない。



BRACは、赤字にならない(Break-Even-Pointを下回らない限り、この「マイクロクレジット」と通して貧困の問題と戦っていこうとしている。

そして、貸し倒れリスク増大が予想されているにもかかわれず、
「ウルトラ・プア」と呼ばれる最貧困の人々への「マイクロクレジット」活動を始めたのである。

このようなBRACの先進的アプローチには、大変好感が持てる。



ちなみに、グラミーンバンクは、「ウルトラ・プア」への貸し出しはまだ始めていないらしい。

(グラミーン銀行は、設立当初、政府の出資を受け、特殊銀行として始まっており、
BRACのような非営利組織ではないことに注意を払う必要がある。)

2009年4月8日(水) 23:11 [ インターン ]
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バングラデシュの金曜日
バングラデシュは、金・土が休日である。

そして、日曜日から木曜まで働く


このため、多国籍企業や国際機関では、仕事の効率が上がらないと思っている人も多いとか。


アメリカ大陸のオフィスの視点から見た場合、一週間以内に片付けたい仕事は、
月・火・水(アメリカ時間)という限られた時間内に片付けなければならないのである。


日本国内だと、週末残業するなどして対応可能であるが、海外では、そのようなやり方はタブーと思ったほうがいい。


日本の根性論や仕事第一主義は、海外では受け入れられないと考えるべきである。


イスラムの国と付き合うときは、このような慣習の違いを素直に受け入れた上で、「何ができるか」を考える必要がある。



日本文化の押し付けだけでは、海外での成功は難しい。

その国の宗教・文化を理解することが、成功への第一歩だ




2009年4月7日(火) 15:17 [ 生活 ]
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BRAC Reserach and Evaluation Division
今日は、BRACのすばらしい組織体系をちょっと紹介。

BRACには、RED(Research and Evalution Division) という部門がある。
ここは、専門家(リサーチャー)集団。


教育だったら教育研究の専門家、栄養だったら栄養研究の専門家がいることを指す。

この部門は、ダイレクトでBRACのマネージメントにレポートを提出できる。
要するに、各部門(教育、ヘルス、マイクロクレジット等)にいちいちレポートの結果を報告しない。
各部門から独立しているのである。


各部門内には、モニタリング機能があり、モニタリングを行うスタッフがいる。
日々、モニタリングの結果を踏まえて、部内の活動を改善している。

それとは別に、REDがあることがすごいのである。 
REDは、外部監査的役割を果たしており、各部門は立ち入れない。


モニタリング→内部監査機能RED→外部監査機能として作用していると言える。




ここBRACでは、多くのスタッフが修士号又は博士号を取得している。
だからと言うわけではないと思うが、リサーチ・モニタリングの進め方もしっかりしている。

1、リサーチ・モニタリングの目的明確化
2、メソドロジー(方法論)を定義
3、2に基づき、データーを収集
4、結果をまとめる
5、改善点の報告、改善実施

BRACをNGOとして侮ること無かれ!
日本の上場会社と同等以上の改善活動のサイクルが存在しているのである。

このように、組織運営・管理の視点から見て、日本のNGOが学べる点は非常多い。  



<参考情報>
オンライン上でもREDの論文・レポートを閲覧可能。
http://www.bracresearch.org/



2009年4月6日(月) 12:32 [ インターン ]
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さらばアメリカ!?

最近読んだ本をちょっと紹介、その2。


さらばアメリカ(大前研一)★★★★☆

アメリカの現状を理解する上で大変役に立つ一冊。 


傲慢で矛盾だらけの中東政策、底の浅いメディア報道、世界同時金融危機を招いた経済失政などを痛烈に指摘。他にも、ビッグ3救済、EUとの「通貨戦争」など内容は多岐に渡る。

「アメリカは本来、こんな無節操な国でなかったはずだ」と筆者は語っている。


この本を読んで、一番驚いたことは、シティバンクの経営状態
常識で考えたら、完全なる「債務超過」であるという事実である!!!

貸借対照表を用い、分かりやすく解説してくれている。
シティバンクの将来を楽観するには、無理があることが良く分かる。



シティバンクへの預金を控えようと思ったのも、ちょうどこの時だ。。。
良かった〜。


2009年4月5日(日) 12:57 [ 生活 ]
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コンスタンティノープル
最近読んだ本をちょっと紹介。


コンスタンティノープルの陥落 (塩野七生著) ★★★★★  

1000年以上続いたビサンチン帝国(東ローマ帝国)の最後を描いた作品である。
この作品は、非常に臨場感があり、読みやすかった。

イスタンブールは、2つの顔がある。
1、東洋文化と西洋文化の交差点
2、キリスト教とイスラム教の交差点

アヤ・ソフィア大聖堂は、キリスト教(正教会)総本山であったが、ビサンチン帝国陥落後、イスラムのモスクに改装され、現在は、博物館になっていると言う。


「現在」という”時間軸上の点”プラスαで、1500年以上の宗教・建築・文化の歴史の重みを含んでいるイスタンプール

トルコの歴史を知れば知るほど、一度この地を訪れてみたいという気持ちが強くなる。




峠<上・中・下>(司馬遼太郎) ★★★★☆

幕末、北越戦争にて悲運の最期を遂げた河井継之助(越後長岡藩)についての小説である。
開明家そして実利主義者でありながら、「長岡藩主」の家臣として、新政府軍との戦争の道を選ぶ 
 

私の好きな司馬遼太郎さんの作品。

司馬さんの主な作品は、ほとんど読んでいると思う。

今度は、司馬さんのどの作品を読もうかな?
とりあえず、日本へ帰ったら、ジュンク堂へ行こう。
 
読みたい作品は、だいたい決まっているけど、ここでは秘密!


2009年4月3日(金) 22:53 [ 生活 ]
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