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外宮は豊受大御神という五穀豊穣を司る神様をお祭りしています。しかし正宮では個人的なお願いをするより、ニッポンという国のことを大きな気持ちでお祈りしなさいと参考書にあるではないですか! 大きな神様には大きなことを祈るのですと。へーっ、初めて知りました。おりしも、株価下落、食生活の不安などニッポンを取り巻く状況は厳しい。いまがお祈りドキ!ということで熱心にお祈りしてみました。
そのぶん、個人的なことは別宮の多賀宮(たがのみや)にお願いするのです。ここは実は豊受大御神の魂(正しくは荒御魂あらみたあま)がおまつりされているのですって。正宮からは石段をのぼってお参りするんですが木々に囲まれめちゃくちゃいい香りです。すがすがしい気持ちになります。さっそくここで個人的なことをお参り。
個人的なことといっても、望ましいのは、まず自己紹介をしたら、日頃の感謝をすること。なにをしてください、これをお願いしますと、お願いばかりしていても、どこに住む誰のためにかなえるのかわからなかったら神様も困ります。そこでお参りの基本は自分の住まいと名前を知らせてそこから参りましたと挨拶する。これが大事なんですね。そしていつもお守り頂きありがとうございます、おかげさまで元気にやってこられました的な感謝を述べる。これだけで終わらせてもいいんです。もしもなにか強く願うことがあれば、これこれこいうことをお願いに参りました、とつけ加えておけばいいんだけど(ここまでの内容、もちろん無言のまま、低頭してひとりの世界で行います。ぶつぶつ言ったり大声を出したりしたら他の参拝の方に迷惑ですので慎んで。いわば自分と神様との密かな通信と思ってお祈りするのです。)
多賀宮に向かう石段にのぼる前の場所にも、2つの別宮=土宮と風宮があります。つちのみやとかぜのみや。
土宮の神様は「立場や役目を安定させる神様という解釈ができる」とのことで、飽きっぽい人、根性不足の人はぜひお参りしましょう、だそうです。
風宮は風のたよりの例のごとく「広めるとか流布するとかだから、流通、通信の神でもある」と。「神様からいい風をいただけるよう祈るとといいでしょう」とのことでした。
考えてみれば、通信にかかわる仕事をしていつつ、フリーランスの立場でもある私は風宮の助けも土宮の助けも必須、ということで2つともお参りしました。ふぅ。
(お伊勢さんシリーズ・つづく)
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