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CHICCA [2008年01月28日(月)]
昨夜の情熱大陸・吉川康雄版は予想を上回るおもしろい番組になっていました。

メイクをエッジィなアート表現として表現したいクリエイターとしての提案をしつつ、しかし現場の空気を読んでカメラマンや編集の移行に沿った表現にも落とし込める。でもきちんと表現者としてのスタンスは崩さない。このあたりクリエイターとしてはジレンマがあってどう自分を納得させるかが難しいところだと思うわけなんですけど。

要するにあまりにエッジがないと誰にでもできるメイクだし、日本を飛び出して裸一貫からやるつもりでNYに行った意味がない。けれど現場の他のクリエイター(メイクの場合はカメラマンやエディター)たちの意向を無視したら仕事にはならない。そのバランスのとりかたですよね。そこの折り合いをつけながら全体の撮影の進行にも支障がないように手順を実は考えている。いろんな頭を働かせながらメイクをしてる様子がよくわかりました。

アシスタントなしで1人で大きなキャリーをころがしてスタジオに入りメイク道具を並べるところからやってるのには少し驚きましたが「アシスタント要らないんですよ 自分ひとりでできることをするわけだから」的な解説には納得(私もそうなので)。


情熱大陸ではブランドの名前も開発背景もあまり語られませんでしたが、キッカの化粧品は、日本の50代マダムを美しくしたいという新しいベクトルに向かって「誰にでも失敗なく使える」どちらかというと表現者的なポジションではない立ち位置からのメイクアイテムとテクニックを具現化したものなんです。

クリエイターとして一家言ある人が、こういう方向性で物作りをし、どんどん素人の主婦の顔にメイクをほどこして化粧品の使い勝手を確かめ、同時にキレイな50代を増やしていきたいという挑戦に素晴らしい意味があると思うんですよね。


日本の50代女性って団塊〜JJ創刊ころの元祖サーファーメイク年代で、昔からお化粧まるでせず男女同権をたたかったっていうグループと昔はめちゃくちゃ化粧に興味もあったし一所懸命していたけど子育てやら何やらですっかり途中で情報のインプットが途絶えちゃってもう何をどうして化粧していいかわかんなくなってるというグループがあると思うけど、いずれにしても今の時代にどうやったらキレイに見えるかという化粧のノウハウを知らない世代な気がします。

だからコスメチャットでも話題になったんだけど「昔はこの人キレイだったんだろうなぁ」「昔はめちゃくちゃモテたんだろうなぁ」と過去の美貌は彷彿させるものの、現状は残念なことになってる人が多い! ってわけです。

その世代に向けて「これをこうして使ってここにこういう具合にこれを入れれば今どきのキレイが簡単に手に入りますよ」っていう提案とアイテムとハウツーを説くわけなので、これはうまくいけば本当に日本のマダム層の外見の底上げに貢献すると思いますねー。という意味で応援したいブランドなのでした。

読者のみなさんの中にはちょうどお母さんがその世代っていう人も多いと思いますが、お母さんをキレイにする運動をキッカとともに進めませんか? キッカ発売は3月予定なので詳しくわかりましたらまたアップします。そういう意味ではカウンターでは懇切丁寧に吉川メソッドをレッスンしてくれるような方式ができるといいなと思っています。やっぱりメイクは雑誌の紙の上では伝わらない。人から人へのアナログレッスンがいちばんいいのです。

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