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女王決定! [2007年03月24日(土)]
いやーやはりキムヨナさん、後半で失敗しましたね。しかも2回ジャンプで転ぶとは、かなりの番狂わせでした。荒川さんもいってましたが彼女が1つの演技で2ヶ所もミスするなんて本当に珍しいです。これが世界選手権の緊張というものでしょうか。

真央ちゃんはそれにひきかえミスはちょこちょこ見えたものの無難にまとめましたね。しかしあれだけ高得点がでる滑りとは思わなかったけど。トリプルアクセルの成功と最後の連続ジャンプ成功で得点がはねあがるんでしょうか。なんだか途中で音楽とズレちゃってなにもしないで待ったところとかもあって全体的に気がせいてた感じの滑りに見えましたけど。でも、ショートの失敗で5位スタートからあそこまでの逆転を、16歳の女の子が、しかもまわりからあれだけ騒がれて期待されてる中でやりおおせたのは、なかなか常人ではできないことですよね。心配してた顔の輪郭も、本番にはシメて間に合わせてきたあたりも、さすがはアスリート真央ちゃん。

個人的には本番中のガッツポーズはあんまり好きじゃないんですが、伊藤みどりさんと真央ちゃんは、おさえられなくて思わず出ちゃった、っていう本人の、実は熱くて勝ち気な性格が垣間見えてほほえましいです。

そして最後に大トリで有終の美をしめくくった安藤美姫選手、あのスルツカヤでさえトリノの最終滑走プレッシャーでジャンプ決まらなかったというのに、ジャンプ全く危なげなく、ふりつけもすべて平常心で淡々とプログラムと演技に集中してるように見えました。1ヶ所足あげてるバランスでよろっときて「およよ〜」っと思ったんですが、なんとかこらえて最後まで持っていきましたね。最後のビールマンスピンは肩の故障の影響で頭の上まで持っていかず肩下でこなしてました。私も最近右肩がよくすっぽ抜けるので腕が肩より上に上がらない痛さはわかるつもり。あの体勢がいちばん痛いんですよ。

今日のワインカラーの衣装は背中がばっくりあいてとても大人っぽくてよかったです。似合ってました。しかし見ましたか?今日の安藤美姫選手はなぜかマスカラが超うすい。メイクも超うすい。最初は「なんだかミキティ緊張しまくって表情がないのか」って思ったんですが、終わってキス&クライのところで顔がアップになるとビックリ。あれだけマスカラ(命)で塗って重ねてまた塗って・・みたいだったマスカラ、塗ってはいるんでしょうけどほぼ目立たないナチュラル仕上げ。

以前はギャルズの気合い化粧で優勝をもぎとった美姫ちゃんですが、今回は本当の実力でとった。化粧なんかしてるばーいじゃないわよ、あたし優勝もらうのよ、ってホントの本気のミキティに変身したんだなって、感慨深かったです。わたしは今日の、メンタル充実してるから化粧の力借りなくても輝いてて、顔やボディのエッジが立って、キリリとしたミキティのほうが好きです。

会場人気はやっぱり愛らしい真央ちゃんびいきに思えましたけど、今回の滑りはやっぱりミキティの風格勝ち。ショートの点数リードがあっての優勝に見えるけど、スケーターとしての格が違う気がした。技のキメもしっかりしてるし、ともかくひとつひとつの滑りや振り付けやジャンプやスピンを大事に大事にすべってる姿が非常にスケートファンの胸を打ちました。今日の演技の結果、女王の座は文句なくミキティの頭上に輝いて正解。1人の若い女の子の成長をこうしてリアルタイムで1年間見ることができて、観客としてこんなに嬉しいことはありません。美姫ちゃん、ありがとうといいたいです。

そして世界選手権的にいいますと、金銀銅をすべてアジア人が独占したのはもちろん初めて。アジア人なんて6位に入れば大拍手。表彰台なんて夢のまた夢という時代が長かっただけにこちらも感慨深い今夜の結果でした。これからは美姫ちゃんを筆頭に真央ちゃんとキムヨナさんをまじえたアジア内での戦いに、どれだけアメリカチャンピオン、ヨーロッパチャンピオンが食い込んでこれるかという時代になりそうです。

あ、そういえば、表彰台の常連ロシア選手はどうしたんでしょう。最終滑走にもいなかったし、トリノ以降新人が出てこないんでしょうか。ロシアのフィギュアの芸術ともいえる滑りとふりつけのファンなのでちょっと寂しく思いました。
女子SP [2007年03月24日(土)]
女子SPは深夜に録画でささーっと見ました。キム選手の演技は顔まで感情移入できててすばらしいですね。往年のロシア選手たちみたいだ。バレエの要素もたっぷりで、見ていて試合というより優雅な踊りを見ているような気持ちになります。

安藤美姫選手もニコライ先生についてから、こういう感情移入がすごくできるようになってきて、大人の演技になってきたなーって今季は思ってましたが、昨日の演技はさらにキレ、スピード感も増し、ステップのときの上半身と下半身の動きのズレが修正されていて、ものすごくいいプログラムに仕上がってたと思います。ニコライって荒川さんのトリノ直前にコーチに就任して金をとらせ、高橋大輔選手にびっちりついて今回は世界選手権で銀をとるまでに育て、そして美姫ちゃんも見違えるように成長させ、本当にコーチとしての手腕が光りますが、現役のときどんな選手だったんでしょうね。

それと思うのがやはり美姫ちゃんと真央ちゃんの差。ここでも高橋選手と一緒でオリンピックに出て泣きそうな思いをしたところから、やめずに続けようって思い直してはいあがってきた美姫ちゃんと、オリンピックすんでのところで出られなくてここまで来た真央ちゃんとの差がぐーんと今シーズンでついてしまったように思います。どういう形にせよオリンピックに出るということはそれだけ人を変えるんですねぇ。

そういう意味ではいろいろな意見があったけど、あのとき安藤選手はオリンピックに出て無謀でも4回転に挑戦しておいてよかったんだな、と思う。若い才能を育てるっていうのは先行投資も必要で、それがムダになることもあるけど、今回はガッツのある高橋選手や美姫ちゃんにうまく作用して2人の才能がきれいに開花して本当によかったと思います。今季は2人ともジャンプは安定してるし、それだからこそ、ステップとか上半身の動きとか、感情移入とかそういう細かい部分に集中することもできたように見える。

真央ちゃんはやっぱりジャンプが・・それと、あのノクターンの曲って若い真央ちゃんにはまだ難しいんじゃないかなーと個人的には思います。メリハリがなさすぎるっていうか、プログラム的にももっとぴょんぴょん飛び跳ねる躍動感を入れたほうが真央ちゃん自身もノッていかれるんじゃないかなぁ。

ということで今日はフリー。キムヨナさんは細くて体力がないので、長い演技のフリーでは今季いつも後半フラフラになってジャンプの失敗もしていたんだけど、今回はどうでしょうか。滑走順にもよるけど、そのキムヨナさんの出来を見て、美姫ちゃんは4回転入れるかどうか決めるんじゃないでしょうかね。あとはイタリアのコストナーも調子がよいみたいで、メダル争いはこの3人の闘いになるんじゃないかと昨日の滑りを見たところでは思えます(SPの得点もその順になってますけど)。ただジャンプの失敗があると番狂わせはもちろん大いにあり。ジャンプの安定しているキミー・マイズナーが食い込んでくる可能性も。

今季の女子は男子と違って、そこまでみんなの個性が滑りには出てませんが、戦いとしてはかなり僅差で、おもしろいと思うのです。みんな若いし。バンクーバーまでこの顔ぶれで闘っていくんじゃないかしらね。

話は全然違いますが真央ちゃんのイラストをもとに作られたエアロの限定ぬいぐるみ、めちゃ可愛いですね。うちも昔、トイプードル(白い毛)を飼っていたので、あのモコモコっぷりが懐かしいです。

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