日出ずる国がジャパンなら
日沈む国がモロッコ
だから日本が昼間ならモロッコは夜
と通訳さんがいっていました
モロッコとチュニジア、アルジェリアの北西アフリカを総称してマグレブ諸国というのですが、マグレブとは日の沈む大地という意味だそうです。
モロッコの話をするとみなさん「モロッコってどこにあったっけ?」というのですが、頭の中にアフリカ大陸を思い浮かべてください。なんとなく上が大きな菱形というかダイアモンド形というか、をしていますよね。その菱形というかダイアモンド形というかの上部分のとんがっている部分、ここが方向的にはシチリア島に向かってとんがっているんですが、ここがチュニジアです。
その左がわのひろいひろーいほとんど砂漠の国がアルジェリアで、モロッコはその左、アフリカ大陸の左肩という感じの位置で、ちょうどスペインの真下あたり。
南がわは砂漠と接してますが、国土のほぼ中央をアトラス山脈が右上から左下にかけて縦断しており、最も高い地点は4000mを越えてますんで、もちろん雪が降ります。常夏エリアばかりじゃありません。寒暖の差が激しいんですね。夏と冬、そして朝晩と昼間の差が激しい。おおまかにいえば、冬は雨が多く、夏は乾燥。
それから、
砂漠というと、みなさん、月の砂漠を〜♪とてくてくらくだが歩くイメージがあると思いますが、それはごく一部のエリアで、そういういわゆる砂の山にたどりつくまでにはえんえんと車でアルジェリアとの国境付近まで行かなければなりません。そこに至るまでの砂漠は砂漠という単語しか日本語にないから砂漠と呼ぶけれども、実は「草木が生えない土地、荒野」状態なだけで砂ではありません。どっちかというと岩漠(がんばく)です。それで周り中、土色の景色の中をぶっとばしていくと、突然、町があり、緑がある、これがオアシスですね。飛行機から見るとほんとうに赤茶けた乾いた大地を縫ったように突然川が流れていて、その周りに緑があるのが不思議です。
さて、なんでモロッコにこんなに詳しいかというと、実は8年前に行ったことがあるのです。おりしもフランスでのW杯の年で、中田くんが世界デビューし、川口選手(フランスではカワグシと呼ばれていた)のファインセーブ連発が話題となり、でも日本はボロ負けだったあのワールドカップの年です。
あれからニッポンのサッカーを取り巻く状況もずいぶん変わりましたが、そんなことを思ってしみじみしながら、久方ぶりのモロッコです。。。前回行ったのは6月で、そのときはカサブランカ、マラケシュ、そしていわゆる砂の山が見れるところまでえんえん車で、途中の町や村に止まりながら進み、星の王子さまの映画ロケをした砂漠を見て、フェズに抜け、再びカサブランカに戻る。というぐるり周遊をしたわけですが、その
マラケシュからアトラスを越え砂漠をめざす道中に、バラの谷というところがあって、「え?どこにバラがあるのよ?」と赤い大地に向かって問いかけると、モロッコの人が口々に
「6月じゃもうバラは終わってるよ 今度くるときは5月においで」
といっていたのです
というわけで8年ぶりのモロッコは仰せのとおり5月に。
今回はパリから直でワルザザートという南サハラの入り口の町、バラの谷のすぐそばまで飛んでしまいました。アトラスを空から越えたわけで、これはラクチン
ワルザザートとは、アラビアのロレンスやシェルタリングスカイ、ハムナプトラなどたくさんの映画ロケが行われたところです。昨今ではハリウッド用に映画村までできちゃってます。
そこから車で30分くらい走りますと、オアシスの村に出ます。そのオアシスに沿って、畑の生垣として植えられているたくさんのバラの木だったのです
そして農家の女の人たちがバラの花を摘んでいる絵のような風景が・・・
朝5時ごろ摘んだきれいなバラだけが売れるので一家総出でバラを摘むそうです。それぞれの農家が自分の畑をもっていてその畑に咲くバラをそれぞれ摘み取って工場に売りに行く・・・
・・・ので工場の中はこんなことになっちゃってます
すごいでしょう バラのじゅうたんみたい。もちろんバラの香りぷんぷんです。
でもって、バラを摘むのは女子供の仕事だったけれど、集められたバラを袋詰めにするのは男の仕事
みんな黙々と働く働く、あっというまにバラのじゅうたんの面積が一区画ごとになくなっていきます。
工場ではバラの花びらからエッセンシャルオイルとバラ水が続々と蒸留方法で作られてました。
(つづく)