6日日曜から昨日夜まで香港に取材で行っておりました。取材内容は、いま身近で最も刺激的で最も美味しくて最も買い物が楽しい香港を欲張って楽しむための案内作り。女性誌「GRACE」用の取材です。
1週間もベタでいますと、かなり香港を満喫できますね。しかし撮影ビッチリスケジュールだったので買い物はあまりできませんでしたが。もっともいまはセールもなにもしてないので、ちょこっと合間の時間に買い物エリアをまわっても「ふ〜ん」ってかんじであんまり盛り上がらないのでよいのです。
さて、刺激的な香港。さすがにいろんな情報やモノが集まってまして、知らなかったものにいろいろ出合いました。その1が幻のコーヒー「Kopi Luwak(コピ・ルワックまたはコピ・ルワッ)」。このコーヒーの話題はページには詳しく出てこないと思うので、紹介しますね。
これはなにかといいますと、ルワッ(ク)と呼ばれるジャコウネコ科の動物(イタチみたいな姿らしい)がらみのちょっと「マジ

!?」っていわくつきのコーヒー。つまりですね、このジャコウネコは、とーってもコーヒーの実が好物らしいんですね。コーヒーの実というのはなってるのを私もバリやジャワ島で見たことがありますが、コーヒーの木に真っ赤に実るんです。熟したこの実をコーヒーチェリーというんですが、そのあたりのうんちくはココに詳しいのでぜひ読んでみて
http://www.asahi-net.or.jp/~pv4r-hsm/coffee_untiku.html
さて、このチェリーをジャコウネコがもりもり食べます。ところがチェリーの中にある豆は消化されずに排泄されるんだそうで、インドネシアの人たちが、その排泄物から豆を取り出し、きれいに洗浄したものがコピ・ルアッ(ク)だというの。つまりジャコウネコのう○ちの中からひろいあげた豆ってことですよ
ジャコウネコの体内で発酵することによって、コーヒーに独特の香味が加わるんだそうで。そういえばジャコウジカからとれるジャコウ=ムスクって天然香水の貴重な素材ですもんね。ジャコウネコからもこのジャコウに似た香り物質が出るんだそうですよ。むきー
というわけでアロマの香り高いコーヒーにさらに馥郁たるかほりが加わってえもいえない美味なるコーヒーになるというのがコピ・ルワッ(ク)のふれこみ。英語人達はルワックといっていましたが、インドネシア現地ではどうやらルワッという発音らしい。
私が出合ったのはフォーシーズンズ香港内のフレンチダイニング「カプリス」にて。そんなコーヒーがあるとは夢にも思わず、美味しくランチをいただき、食後にはめっちゃ珍しいチーズもたいらげ(カプリスにはフランス人マネージャーが個人的に仕入れてくる貴重なチーズがいろいろあるうえ、ここのミモレットというチーズは熟成っぷりが絶品なのです)
ふぅーと一息ついていると、PRのNさんが
「おもしろいコーヒーを飲んでみますか?」といって、上の説明をしながら薦めてくれたのがこのコーヒー。
ジャコウネコの尻から出てきた豆っていうのは一瞬ビミョーですが

好奇心もりもりの取材撮影隊は「飲みます、飲みます、飲みたいでーす

」と懇願。
やがてやってきたコピ・ルワッ(ク)は、ほんとうに馥郁たるかほりで、苦みが少しもなく、味はといえば、とっても高級なブラックチョコのような深みといいましょうか。
この味ならヤツの尻から出てきたものとしても許そう
風味。
私はコーヒーはあまり飲まないのですが、これならいいわ

と思ったほど。
六本木のリッツカールトンのカフェにあるとかいう噂も聞きましたが、香港ではいまこのコーヒーが熱くて、でも香港でも2,3個所でしか飲めないそうです。そのなかでも「カプリス」では、このコーヒーの美味しさを引き出すための指定の水とか指定の入れ方を完全に守って出しているそうですよ。
気になるお値段は、香港では1杯5000円程度。ところが先週ちょうどこのコーヒーの話題がイギリスの新聞に載ったそうで、ロンドンでは為替の関係なのか1杯1万円程度になるそうです(ググってみたら
BBCのニュースにも! 1杯50ポンドなら確かに1万円ですわね)
まぎれもなく世界一ぜいたくな幻のコーヒーみたいですね。豆の生産量が限られるため、1杯ごとにナンバリングされた保証書とともにサーブされます。話の種とコーヒー好きにはたまりませんね。ちなみにコーヒー好きなのに、それまでの何日かご飯を食べ過ぎたためこの日はランチをパスして胃腸を休めていたカメラマンは、後でこの話を聞いて、文字通り地団駄踏んでいました

ごめんよー飲んじまってー
みなさまも恐らく世界各都市のHOTな飲食スポットで飲めると思いますのでKopi Luwakの文字を見たらピピッ

と反応してみてくださいね。