1週間ほど出張してきたら、東京はすでに「秋深し」といった涼しさ。いくらなんでもいきなりこの寒さはどうなの

って思うけど、思考回路的にはこれくらいの陽気がいいみたいですね。頭の回転がよくなる「気」が(あくまでも自分比

)
さて気候的にはぴったりな話題を。
実は本日、あのショコラティエ、ジャン=ポール・エヴァンさんが来日して、年末に発売するブッシュドノエル新作の発表があったのです。年末といっても予約はもう今月スタートなんですよ。だから早すぎるお知らせではないの。
さてJPH(ジャン=ポール・エヴァン)ブランドは今年で20周年なんだそうです。日本に上陸してからも早5年。ということで今年のブッシュドノエルは「きのう」「きょう」「あした」という時をめぐる3つの創作となっています。
作品1
「きのう」のブッシュ(フランス読みだとビュッシュ)¥5775
テーマは「私は思い出す」
伝統的なビターチョコのガナッシュをつめたマカロンを使ったもの。エヴァンさんが最初に覚えたレシピなのだそうです。まだサンタを信じていた小さな子供のころの思い出とともに。かわいいお家と雪だるまが目印。味は伝統的でけあって濃厚です。
作品2
「きょう」のブッシュ ¥5775
テーマはグリーン・ビュッシュ(エコロジー)
かりっと仕上げたショコラオレと自家製ノワゼットクリームをベースにカカオと胡麻のビスケット、柚のクリームブリュレ、抹茶とショコラのムースを合わせてあり、最もライトな味。小さなチョコのプラカードに森や水や空気を敬おうというメッセージが添えられて。
作品3
「あす」のブッシュ ¥6330
テーマはデザインへの願望
チューブの中にあるのは低温で焙煎したカカオ豆の味わい豊かなショコラノワールのムース。
この3種類のブッシュをミニサイズで揃えたコレクション¥6300もあってこれはミニミニっぷりがとても日本人好みだと思ったわ。それぞれをちょっとずつという欲張りな女の子にお薦め!
それぞれ予約は10月19日から 伊勢丹新宿店を皮切りにだそうですからもう2週間と少し後には始まるわけですねー。
その他ボンボンショコラや新作マカロン、ブラジルとメキシコのエヴァンさん自らが生産地を訪れて選んだカカオ豆から作ったチョコタブレット、ショコラ・ショ(ホットチョコドリンク)のマロン・ショなども新作として発表されました。
エヴァンさんはこちら
「ここまでやってこられたのは日本のスタッフのおかげ」と挨拶。カカオ豆はまるでワインのようにいろいろな産地でさまざまに味が違うのだそうですが、エヴァンさん的にはやはりブラジルのものが最もお気に入りだそう。
カカオ豆は熱帯の気候が必要ですが、日照時間は年に800時間ほどがちょうどよく、直射よりも少し周囲に木々があって木陰になっている程度の日光がよいのだそうです。ブラジルのイビシウスム村という産地ではこうした伝統的な方法でカカオを生産しており、理想的だそうですが、昨今、カカオの木の病気が流行り、生産量が6割にまで落ちてしまったそう。それで生産者の名かには他の作物を作ることに転じてしまった農家もあるそうで。でもがんばって作ろうといってくれる人たちは、土壌に合うカカオ豆を選びなおそうなどといった地道な努力をしてくれているとか。
わたしたちの楽しみのひとつであるチョコレートはそうした産地の人たちの苦労の結果にできあがっているものなんですね。エヴァンさんのレクチャーはとても興味深いものでした。
それぞれのブッシュの写真とエヴァンさんのお顔はのちほどアップされますので少々お待ち下さいね。試食させていただいたんですが、私は「きょう」のブッシュがいちばん軽くて好きかな。話題のブラジルチョコタブレットは、ほろにがのオトナの味でした。チョコの味の描写には赤いベリー果実のフルーツ味とか、銅の味とか、スパイシーな味とか、まさにワインのような表現がたくさん出てくるのもおもしろいと思いました。


