テクマクマヤコンフルスロットル
2007年01月
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オートクチュールというもの [2007年01月24日(水)]
いまから約12時間前の昨日深夜 パリからの生中継でクリスチャンディオールのオートクチュール 07春夏コレクションを画像で見せていただく機会がありました。

今回のガリアーノ様が決めたテーマは「日本」だというのです。途中でさしはさまれたインタビューではガリ様は日本に来て舞妓ちゃんや芸妓はんの置屋や、伝統芸能の職人のところを訪ねてイメージをふくらませ素材や職人仕事などについての見識を深めたとのこと。

果たして、そのコレクションは、折り紙の鶴を思わせる折りたたみ式のエリや裾やプリーツ、北斎浮世絵モチーフをあしらったドレス、蝶々夫人を思わせるお着物ガウン、盆栽ちっくあるいは生け花ちっくなアート髪、三度笠みたいなハットなどなどガリアーノのぶっとびクリエーション満載のショーでした。

モデルちゃんが全員はいていたハイヒールは、渋谷のギャルズの厚底からの連想かと思いきや、なんと前と後ろに二段構えのヒールのある、下駄チック厚底。すなわち高下駄ウエッジで、すべてのモデルちゃんが転んでは大変と、そろーりそろーりと歩いておりました。

メイクはかなりデフォルメされた舞妓ちゃん化粧で白塗りに眉をものすごく高い位置にかき、口はおちょぼ口処理。

ただときどきアップになるネイルがかっちょよくて白赤白 白黒白の変わりフレンチ。赤白は日の丸かい?ってカンジなんですが黒白はえっらいクールでしびれました。いますぐ真似したい! この冬は突然自分的に黒ネイルがブームで、春先には黒だけでなく白も入れてアートしたいと思っていたのでこれは非常に参考になりました。

あと感心したのは日本的な着物処理や無理矢理折り紙の鶴シェイプのエリとか裾処理なのにドレスやスーツの全体シルエットは50年代ディオールのいわゆる定番スーツやドレスの形を遵守してることです。それからムッシュディオールがドレスのモチーフに常に使っていたお花使いもお花色生地も随所に見られ、遊びまくっているようでちゃんとディオール精神を踏襲してる。こういう芸当ができるからこそガリアーノfor Cristian Dior時代が長く続いているんでしょうね。

マリエ(花嫁衣装)の後はガリ様本人の登場 なーんとこれだけ和和和・・と和を見せつけておいてご自分はフレンチトリコロールの配色のナポレオンかオスカル様かっていうような騎士姿。えーっとフィギュアスケートファンなら「三銃士を演じたときのキャンデローロの衣装がトリコロールになったカンジ」といえばわかってもらえるでしょうか。花道の要所要所でポージングしているモデルちゃんの隣りで負けずにキメのポーズとりながら、ガリアーノ様は会場をひとまわり。それにあわせて、紅白歌合戦でトリを務める北島三郎(楽曲:風雪ながれ旅)に降り注ぐような紙吹雪の嵐。あぃやー♪ あぃやー♪ いままでのコレクションはこのガリ様登場のための前座だったのか?と思えるほどの派手さです。気づけば画面に映ってる観客も総立ち。

素材や染めやラメや飾りや縫いつけにどれくらいの手間がかかっているか想像もできないくらいのぜいたくなお遊びクチュールでございました。まさにお金持ちの道楽のためのコレクション。「あてくしは北斎だわ」「タクの嫁には鶴のマリエを着せましょう」なんて盛り上がる華麗なる石油一族がドバイあたりにいらっしゃるのでしょうか?いらっしゃるのであればその仮縫い現場に居合わせたいと思ってしまいました。
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