| 庫出し(その2) |
(まずその1をお読みください)
庫出しではシールを張った後、
ボトルに通しナンバーを書きました。

実際には 276本の750mlボトルを詰めましたが、
試飲その他で少し減ってこの日残っていたのは235本。
数字の若い100本ほどは今後のイベント用に保存し、
残りを参加者個々の申告に従って配分します。
この時参加できなかったメンバーには宅急便着払いで宅配。

こちらが出来上がった荷物。
この荷物をメルシャンの方に発送を託します。
とにかく割れずにそれぞれの方に届いて欲しいという願いがかない、
破損が一切なくメンバーのもとに届けることができました。
作業は昼過ぎに終わり、
勝沼ぶどう郷駅の近くに新しくできたレストラン、
「パパソロッテ」で、食事をしながら試飲。

そして保存用のワインを、JRが使わなくなたトンネルを利用してつくられた

トンネルカーブに

このように保管してこの日の全作業を終了。
それにしても2004年から2011年の長きにわたり、
このプロジェクトを実現してくださったメルシャンの皆様、
ありがとうございました。
私と妻の取り分合計10本は、
1年に1本ずつ味わいを確かめながら
飲んでいきたいと思います。 |
2012年1月24日(火) 17:11 [ コラム ]
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| 蔵出し(その1) |
2004年8月28日、前日の8月27日に甲府で開催された
第2回国産ワインコンクールの公開テイスティングに出席して、
今まで知らなかった全国各地の国産ワインを知って
日本ワインに新たな可能性を感じていた私は
石和温泉で一夜を明かした後、中央高速の甲斐一宮のバス停で
仲間の乗ったマイクロバスが到着するのを待っていました。
というのも、メルシャンさんのご好意で、
ワイン造りを最初から最後まで体験させてくださる
プロジェクトの最初のイベント、
桔梗が原の葡萄生育状況視察が行われることになっていたこの日、
新宿集合で出発したマイクロバスに、
このバス停で拾ってもらうことになっていたのです。
それにしても今から思えばなんとも奇遇、
私が日本ワインに本気で取り組もうと思った翌日に
このようなイベントが開催されたのには、
なんとも運命的なものを感じざるを得ません。
さて、この日の目的は葡萄の生育状況の視察。
長野県塩尻市桔梗ヶ原のぶどう畑を回ります。
この日の様子は
生育状況視察
に写真日記の形でアップしています。
私がこの日一番印象的だったのは
実は桔梗ヶ原という地名と
実際の場所とのギャップ。
長野県にある「桔梗ヶ原」という地名から想像していたのは、
「美ヶ原」と同じような高原地帯に桔梗の群落があり
一面に桔梗の花が咲いているイメージ。
ところが実際に行ってみると「桔梗ヶ原」というのは
JR塩尻駅から直線距離で1kmも離れていない場所で、
以前はこの一帯がそのように呼ばれていたのかもしれませんが
現在は甲州街道(国道20号)に続く国道19号線の
交差点の名前でしかなかったのです。

と言っても、「桔梗ヶ原」交差点の周りは
かなりの比率でぶどう畑になっており、
それはgoogleの地図でも良くわかります。
東京方面から来て桔梗ヶ原交差点を右折すると、
ちょっと言ったすぐ右側に

メルシャン前と言うバス停が。
ここはメルシャンの醸造所がかつてあった場所で、
現在は試験農場になっています。
そしてすぐその先左には井筒ワイン、
その先すぐ右には五一ワインがあり、
この桔梗ヶ原が長野県におけるワインづくりの
中心地であることがわかります。
さてワインづくりの話を続けます。
一番のメインイベントはぶどうの収穫と仕込み。
それは10月2日に行われました。
収穫は朝一からしなければならないので、
前日塩尻入りをしてホテルに一泊、
翌朝ぶどう畑へ向かいます。
その時の様子の写真日記はこちら。
そしてなんといっても力が入った仕込み。
その中でも特に気合が入ったのは選果です。

除梗機によって梗からはずされた葡萄の粒が
ゆっくり飛べるルトコンベアーの上をう動いてくるのですが、
この中から色が悪い粒や、取りきれなかった梗などを取り除いていきます。
その時のみんなの目の厳しかったこと。
場合によってはベルトコンベアーを止めてまで
仕込みにふさわしくないものを取り除いていきます。
このときばかりはメルシャンのスタッフも
出来上がるワインの量が減ってしまうのではないかというように
心配そうな目でこの作業を眺めていました。
おそらく、メルシャンの選果よりもはるかに厳しい基準で
選果作業をしていたのでしょう。
そしてこの葡萄の粒は破砕され、
発酵用の開放桶へポンプで送られます。

これが桶の中に入った果汁。
赤ワインなので皮や種ごと桶に入っています。
これにお湯で少しふやかした酵母を振り掛けて仕込みは終わり。
つぎの作業は発酵を助ける作業。
具体的には発酵桶の上に固まった皮や種のかたまり(果帽)を
その下の発酵中のワインと混ぜる作業です。
この作業をする目的は
1.皮の色素と タンニンをスムーズに抽出するため。
2.雑菌を増殖させない。
等とのこと。
一つは櫂突き。
日本酒でも行われている作業ですが
風呂の掻き混ぜ棒のようなもので、
発酵桶の上の果帽を下の発酵中のワインの中に
押し込んで混ぜる方法(ピジャージュ)。
もう一つは桶の下の蛇口から発酵中のワインから取り出して
ポンプアップして果帽の上から降りかけるもの(ルモンタージュ)。
今回はこちらの方法です。
これは毎日行わなければならないので、
参加者が当番の日を決めて勝沼まで行って
毎日交代で作業に当たります。
私が行ったのは10月8日、仕込から6日目です。

桶の下からこのようにワインを抜いて、

このように果帽の上から満遍なく降りかけます。
この作業が1日に数回。

これがその作業をしているところ。
ワインを作っているんだと言う実感がわいてきます。
その後、澱引き2回
澱引き1 2005年3月26日
澱引き2 2005年11月13日
を経て清澄へ。
ワインの中に混じっている不純物を卵の白身を使って取り除く作業です。
その卵がただの卵でない。
メルシャンでは特別な地鶏の卵を使っていました。
その卵は塩山にある黒富士農場の直売所まで買出しに行きます。

この卵が美味しいこと。
このイベントの後、私は勝沼へ行った時、時間があれば
必ずここに寄って卵を買って帰るようになりました。
最初に塩尻の畑へ行ってから約2年半後、
いよいよ瓶詰めの日が訪れました。
それは2006年3月11日。
まず、コルクに私達のグループの特別な焼印を押します。

瓶詰めの作業は企業秘密で写真を撮ることができなかったので、
写真はありません。

こちらが先ほど焼印を押したコルク栓をしたワイン。
私達が造ったワインは約樽5本分っでしたが
私達の権利があるのはそのうち1本分。
樽1本で、750ml瓶、276本、1500ml瓶6本の瓶詰めをすることができました。
樽1本は225lですので、合計216リットルは大変効率の良い数字。
収穫;仕込から7年、瓶詰めから5年半後の2011年11月9日、
ようやくそのワインの蔵出しをする機会が訪れました。
その間に当時のメルシャンの関係者で残っている人が一人になってしまい、
メルシャンがキリンビールの傘下になってしまいと状況が激変してしまって
果たしてあのワインは私のところに本当に来るのかと思っていたとき、
いよいよ蔵出しができると言う朗報が届いたのです。
そこで蔵出しのための準備が始まりました。
まず、このプロジェクトに関係した人たちが
何本のワインを受け取れるか決めること。
このプロジェクトはフル参加の人もいれば、
ほんの数回参加しただけの人もいます。
そこでできたのがExcelの表。
それまでに行われたイベントそれぞれにポイントをつけ、
どのイベントに参加していたかを記入していくと、
自分の取り分のワインの本数がわかるというもの。
フル参加でも上限5本となっています。

これが私が提出したExcelの表。
私の場合、出来上がったワインの樽詰め作業に参加しないだけで
ほとんどフル参加なので7本の権利はありますが、上限の5本。
更に夫婦で参加したので10本の取り分となりました。
蔵出し当日も参加者を募り、それもポイントに加算されます。
10:00頃勝沼のシャトー・メルシャンに到着、
ジェネラルマネージャーの斉藤さんと
チーフワインメーカーの味村さんのお話を聞き
いよいよ作業に取り掛かります。
蔵出しに必要な作業は法的に必要なラベルを貼ること。

一般に売られているワインの裏ラベルに記載されている
品名(果実酒)、容量、アルコール度数、添加物、製造者名等です。
実際の作業は蔵出しのページに。
パレットに載っているワインのコルクには

私達のワインの照明である焼印が。
(その2へ続く) |
2012年1月24日(火) 17:10 [ コラム ]
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| 日本ワインについて思うこと(その2) |
10日の夕方に「日本ワインについて思うこと」をアップして
先ほどアクセス数を調べてみたら、
10日が116、11日が324で2日間で400以上のアクセス、
なんと昨日はカフェブロのランキングで2位になってしまいました。

私は重い内容で長文でもあるので、
アクセス数はあまり多くはないのではないかと思っていたのですが、
今まで書いてきた能天気ブログよりもはるかに多いアクセス数に
びっくり。
Facebookにおいても「シェア」や「いいね」を多くいただき、
反響が思った以上に大きいことに驚いています。
私は、この文章を書いて本当に公開して良いものか悩みました。
特に生産者の方々には耳の痛い話も書いているので、
これで取引中止になったらどうしようかということも考えました。
ただ、今回の文章は
日本ワインが更に飛躍して欲しいと思って書いたものであり、
そのためにはどうしても避けて通れないこととして書いたものです。
今のところ、肯定的な反応がほとんどなので、
正直胸をなでおろしています。
一朝一夕に解決できる問題ではないと思いますが、
まずは何とか大手メーカーが動き出して欲しいと思う次第です。
日本ワインを盛り上げたい気持ちについては
アクセスしてくださった方々皆同じだと思いますので、
今年はもっと認知度が上がるようがんばっていきませんか。
よろしくお願いいたします。 |
2012年1月12日(木) 18:15 [ コラム ]
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| 日本ワインについて思うこと |
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
と言っても、挨拶するほど最近は更新頻度が多くないですね。
書きたいことはたくさんあるのですが、
なかなか書く時間を工面することができなくなってしまったというのが実情です。
さて、「日本ワイン」という言葉を良く聞くようになってきました。
「国産ワイン」が原料のぶどうや果汁がどこの国のものであっても
日本で瓶などのパッケージに入れられたものを指すのに対して、
「日本ワイン」は日本で採れたぶどうを原料にするワインとのことです。
私は2002年、
シャトー・メルシャンシリーズのリニューアル(完全日本ぶどう化)時に
メルシャン勝沼ワイナリーの売店改装のお手伝いをしたこと、

2003年に中央葡萄酒明野農場の植樹に参加した

頃から日本産ぶどうでできたワインに興味を持ち、
現在に至っています。
昨年はマスコミへの日本ワインの露出回数も増え、
飲食店、ワインショップ等でも日本ワインに注力するところが
増えてきたのではないかと思います。
私が日本ワインに興味を持っている理由は、
1.私が興味を持ち始めた2002年頃から最近にかけて
日本ワインの品質向上が著しい。
2.海外のワインと比較して生産者に会うのがたやすい。
生産者の哲学を日本語で聞くことができる。
3.日本の水でできたワインは日本の水で作られた料理との相性が良い。
ということで、日本ワインと付き合うことによって、
輸入ワインと異なるワインの楽しみ方をすることができるからです。
ただ、私が思うには、
日本ワインがブレイクするにはまだ多くのハードルが残っており、
それが大きな障害になっていると思うのです。
その障害についてちょっと書きたいと思います。
私が日本ワインがブレイクするためには
今まで輸入ワインを飲んできた人たちが、
日本ワインの美味しさ、楽しさを知る必要があると考えます。
そのためにはまず日本ワインが
輸入ワインと同じ土俵に立つ必要があるということ。
つまり、
1.産地表示
輸入ワインの原産地呼称と同じ考え方でワインをつくったり
地名表示したりする必要があるということ。
時々、遠くの産地のぶどうを勝沼等で詰めてそのぶどう産地を
ラベルに大きく表示したものを見かけます。
ブルゴーニュのピノ・ノワールをボルドーで醸造し瓶詰めして
ブルゴーニュと表示するようなこの表示には
私は著しい違和感を覚えるのですが、
一般の輸入ワインを飲んでいる消費者たちが
この表示を見てどう思うのでしょうか。
また、勝沼の「鳥居平」を名乗るワインの量が、
実際鳥居平で採れるぶどうの量を上回っているという話も聞かれます。
産地の名前をつけるのであれば諸外国の基準を見れば、
最低でも70%以上はその土地のぶどうを使っていて欲しいものです。
2.ボトルのサイズ
ワインのレギュラーボトルの国際標準サイズは750ml。
720mlでは30ml足りず、対等な勝負をしていると言えません。
価格的に720mlの方が優位に立てるし、
特にグラス売りをしている飲食店で大きな影響があるでしょう。
3.価格体系の問題
ワインは回転率が悪いのは周知のことだと思いますが、
輸入ワインと比較して日本ワインの利幅は低く抑えられています。
価格をオープン化した生産者も少しずつ増えているとはいえまだわずか。
これでは、日本ワインを積極的に扱う流通業者が増えないのは
当然と言わざるを得ません。
4.輸入ワインと同じ土俵に立つ意志が感じられない大手メーカー
これは、最もいらだっている点です。
大手が同じ土俵に立たないのに、
中小のつくり手が独自に輸入ワインと戦うには、
より多くの負担が付きまとうと思われます。
この4点について、1.は、一部の意識の低い生産者の問題。
ただ、日本版の地名表示基準が
できれば業界全体で作られることが望まれます。
もちろん地名だけでなく、使用ぶどう品種の表示についても同様です。
2.はかなり750ml瓶の採用が進んでいるので、
更に進むことを望みます。
特に大手が積極的に750mlのボトルを使うようになれば、
日本においても750mlのボトルをより安価で入手できるようになり、
中小メーカーも750mlボトルを採用しやすい環境に
なるのではないでしょうか。
3.は難しい問題だとは思いますが、
日本ワインのテイクオフのためには
どうしてもクリアしなければならない点なので
それぞれの生産者の方たちに考えていただければと思います。
これもまず大手がその気にならないことには始まりません。
そして、日本ワインのテイクオフを邪魔している元凶と考えられるのが、
大手のメーカーたちです。
私がここで言う大手とは、
メルシャン、サッポロビール、サントリー、マンズワインの4社。
この4社の中で、輸入ワインと何とか同じ土俵に立とうという
意志が感じられるのはメルシャン1社のみ。
シャトー・メルシャンシリーズはすべて750mlのボトル入りで、
価格もオープン化しています。
あとの3社は、750mlのボトルを採用しているところはあるものの、
地名表示や、価格体系の点でクリアできていません。
そのうえ、上記1.〜3.を全くクリアしておらず、
日本ワインの小さなお山の大将になれば良いと考えているとしか
思えないのが、

このワインを出しているメーカー。
この、ピノ・ノワールは品質において
日本ワイン愛好家に高く評価されていますが、
北海道のぶどうを勝沼で仕込んだのに北海道の大きな地名表示、
参考小売価格も3,000円(税抜)となっており、容量も720ml。
果たして、いつも輸入ワインを飲んでいる、
ピノ・ノワール好きの一般消費者はこのワインをどう評価するでしょうか。
このワインをフラッグシップとして掲げるのであれば、
もっと大手としてのプライドを持って欲しい。
上記1.から3.までクリアした上で、
ブルゴーニュ、アメリカ、ニュージーランド等のピノ・ノワールと
本気で戦ってほしいと思う次第です。
メルシャンだけが本気であると思われるのは
メルシャンはワインが本業のメーカーであること。
それに対して残りの3社はワインは副業のメーカーであるところが
このような違いになっているのではないかと私は考えます。
どうも今回は大手批判ばかりになってしまいましたが、
もう1点、ちょっと気になるところがあります。
それはバランス感覚にちょっと疑問を感じる
ワインライターの存在です。
まだ無名のつくり手を多く取り上げるのに、
日本ワインをけん引している生産者のことを全く取り上げなかったり、
生産量が少なくてほとんど買うことができないワインばかり
雑誌で紹介したりといった活動に疑問を感じてしまうのです。
書かれている内容についてはかなり深い取材をせねば書けないもので、
また、紹介するワインが美味しいことも事実だと思います。
ただ、雑誌を読んだ読者が買いたくても買えなかったときに
果たして日本ワインが素晴らしいということをどれだけ理解できるでしょうか。
また、今まで取り上げていないけれども
入手しやすい優れたつくり手を紹介した方が
結果として日本ワインのファンを増やすことができるのではないかと
思うのです。
日本ワインのファンを増やしたいと考えているところは
私とまったく一致していると思うのですが、
ほんのちょっとやり方を変えていただけないかと
思ってしまうのは私だけでしょうか。
今回はちょっと過激なことまであえて書いてしまいましたが、
約10年力を入れて販売してきて、
未だにテイクオフできない、
日本ワインについて思うところです。
これは、日本ワインの素晴らしさをより多くの人に知って欲しいと思い、
日本ワインを愛するゆえに書いたことです。
異論、反論があれば、よろしくお願いいたします。 |
2012年1月10日(火) 20:31 [ コラム ]
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| イタリアより愛をこめて |
先日、イタリアはヴェネト州ソアーヴェの優良生産者、
ピエロパンのセミナーに行ってきました。

セミナーを行うのは、ピエロパン当主の長男、
イケメンのアンドレア・ピエロパン君。
今回のセミナーは今まで白ワインを主として造っていたピエロパンが
アマローネ(収穫したブドウを陰干しして糖度を揚げて造った赤ワイン)を
発表したということで、そのお披露目が主たる目的のセミナーです。
そのセミナーで2点、感銘を受けたことがありました。。
その一つはピエロパンのワインづくりに対する思い入れの高さです。
2001年にソアーヴェ・スペリオーレを
DOCから最高の核付けであるDOCGにしよという話が持ち上がった時
ピエロパンが提案した5つの項目がすべて不採用になったため
DOCGになることを断念したという話。
その5項目とは
1.地域をソアーヴェ・クラッシコの地区だけに限る。
2.使えるブドウはガルがネガ、トレッビアーノのみ。
3.畑のコントロール管理を厳密にする。
(夏の管理、冬の管理、剪定等)
4.Soave地区以外での瓶詰めの禁止。
5.ドライエクストラクトのより厳しい要求。
の5つ。
つまり、ピエロパンが考える
「ソアーヴェの上級ワインはこうあるべき」という主張が
全く通りませんでした。
従って、現在DOCGソアーヴェ・スペリオーレと呼ばれているワインは
よりゆるい基準のものとなっているのです。
初めて、DOCソアーヴェができたときには
その地域はクラッシコ地区のみの1300haのみだったそうで、
大変ミネラルが多い。
それが現在ソアーヴェには平野部5000haが含まれており、
その地区のぶどうからつくられたワインは軽めになる。
にもかかわらず、DOCGソアーヴェ・スペリオーレには
その平野部のワインも含まれているのです。
ピエロパンのワインは、
当然クラッシコ地区だけのぶどうからつくられています。
自分が売っていたワインが、
こんな気骨のある生産者のものだと知って
大変うれしく思った次第です。
そしてもう一つ、心を打たれたこと。
それは今年の3月11日の震災の後、
当主のレオニルド・ピエロパンさんが、
ピエロパンの最良畑「ラ・ロッカ」のワインのマグナムボトルに
自らの手でメッセージを書いたものを100本寄付してくださったこと。
輸入元のフードライナーは、
そのワインの輸入コストと酒税を負担、
定価で販売して、その売り上げを全額
東北地方の復興支援のために寄付をする。
私はその話を聞いて、是非そのワインが欲しくなりました。
私も欲しいと手を挙げたものの、100本しかない。
今までフードライナー商品を力を入れて売ってきたかいあってか、
何とか1本分けていただくことができました。

そのワインがこちら。
イタリア語で
11 marzo 2011
La famiglia Pieropan si unisce
al dolore del Giappone e dona
una goccia di "speranza"....
Leonildo Pieropan
と書かれています。
最初は見れば意味が分かるかなと思っていましたが、
実際に手にして読んでみようと思っても
やっぱり意味が分からない。
そこでフードライナーに訳を教えていただきました。
その訳が
2011年3月11日
ピエロパン家は日本の痛みを共有し、
希望の滴を捧げます。
レオニルド・ピエロパン
感動としか言いようがありません。
ちなみにこのワインの顔は

今すぐ飲まずに、何か特別な時に開けてみたいと思います。 |
2011年10月29日(土) 18:21 [ コラム ]
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| ステラート@府中本町 |
先日お客様から、
「加納さん、8月15日からブログ書いてないよ。」
とのご指摘を受け、今日は時間が取れたので書いてみたいと思います。
そもそもブログを書くのが面倒になったわけではなく、
facebookをやっていると、
気分的にブログを書いているような気になってしまい、
ちょっと書く間隔が空いてしまいます。
また、書きたいネタはたくさんあるのですが、
たまに書くとなると大きなネタを考えてしまいますが、
そんなネタを書くには時間が足りずということで
思わず先延ばしになったりしていて、ちょっと反省。
ということで、今日は軽いネタ。
府中で久々に大繁盛しているお店を見つけたのです。
お昼に800円のパスタランチを出すお店なのですが、
当日では予約が取れない。
かと言って何日も前から予約してパスタランチを食べに行くというのも
なんとなく気が引ける。
というわけでなんとなく気になりながらいけなかったお店が
府中本町のステラート。
食べログの点数が3.84というのも府中市内のお店でトップです。
それが先日の台風の日、
今日なら予約が取れるのではと思って電話を入れたところ案の定OK。
晴れて、予約をすることができました。
場所は府中本町駅の西側、
改札を出て左側の階段を下りた、商店街の一角、
駅から100mもないところにあります。

お店へ入ってみると4人掛けテーブル4つに2人掛けテーブル一つ、
そしてカウンター。
若いご夫婦が二人で切り盛りしており、
ご主人が厨房で、奥さんがホール担当。
メニューは4種類のパスタから選びます。
全て800円(大盛り150円増し)で、
サラダ、スープ、パン、紅茶またはコーヒー付き。
注文したのは、パンチェッタのパスタレモンクリームソースとミートソース。

まずはサラダ、スープ、パン。
サラダがよくあるお飾り程度のものではなく
ちゃんと食べた気がするボリュームなのに好感が持てます。
パンは自家製のフォカッチャとフランスパン。


そしてこちらがパスタ。
最近、パスタだったら外で食べるよりも家で自分で作った方が
美味しくてボリュームががあるので、
パスタは家の食物でした。
それがこのパスタはどちらもプロの仕事。
家で簡単に作れる味ではありません。
久しぶりに府中で美味しいお店を見つけて満足。
食べログの得点にも納得です。
ワインの持込ができるか聞いたところ、
持ち込み寮を払えばOKとのこと。
今度このお店で、メーカーズ・ディナーができればと思います。
◆ステラート◆
東京都府中市本町2-20-11 本町プラザマンション 1F
Tel: 042-319-2834
営業時間: 11:30〜14:00、17:30〜23:00(L.O.22:00)
定休日:月曜日 |
2011年10月5日(水) 18:22 [ 食べ歩記(府中) ]
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| 日本橋ゆかり@日本橋 |
ジャパンレストランウイーク2011が8月5日から始まりました。
これは、日常なかなか行くことができないような高級店が、
ランチ2,100円、ディナー5,250円、7,350円のメニューを用意してくれるという、
食いしん坊としては大変うれしい企画です。
昨年は六本木ヒルズにあるレスタジというイタリア料理店で
思いのほかおいしいイタリア料理を堪能しました。
今年も少なくとも1回はどこかで食べたいと思い、
去年まったく予約を取ることができなかった、日本橋ゆかりに挑戦。
電話をしてみるとやはりほとんどの日は予約が埋まっており、
電話をした日の翌日が何とか予約が取れるので、
急な話ですが翌日のランチに行くことに決定。
1日10食限定の松花堂弁当を食べることになりました。
場所は東京駅と地下鉄日本橋駅の間、
東京駅からは徒歩3分、日本橋駅からは徒歩1分という好立地。
炎天下、iPhoneの地図を頼りに行ってみると、
東京駅八重洲口南側の飲食店街のちょっと狭間、
野化のお店からは離れた新しいビルの1階にお店はありました。

店の入り口はとおりから少し奥まっており、
希少野菜の茄子の鉢植えが。

「江戸野菜向島寺島なす」と札に書かれています。
店に入るとカウンター前のテーブル席に案内されました。

箸についた紋が期待感を膨らませます。
何しろ暑かったので、まず生ビール。
ビールはこんな陶器でできたグラスで出てきます。
陶器のグラスは泡が柔らかくなっておいしいのですが、
今まで飲んだことがあるのはせいぜい8oz位の大きさまで。
生ビールで陶器のグラスは初めてです。

このグラスを使ってみて分かったのは、
慣れが必要だということ。
今まで使ったことがある陶器のグラスでは
高さが高くなくグラスの底まで見えるので、
ビールがどのくらい残っているのかすぐにわかる。
それがこのくらいの高さのグラスになると底が見えにくい。
そのため、ビールの残りがわずかになると、
ビールが入っているのかどうかが視覚的にも重さからしても分かりにくくなり、
油断をしているとビールをこぼしてしまうということ。
私も少しこぼしてしまいましたが、
連れもちょっとこぼしそうになってあわてていました。
さて、最初に出てきたのがお通し。
冷製冷静の茶わん蒸しです。

ちょっとピンボケ。

そしてこちらが松花堂弁当。
2100円の値段からすると、
十分過ぎる品数とボリューム。
なんと、ご飯は松茸ご飯。
まさか8月に松茸ご飯を食べられるとは思いませんでした。

お味はさすがに評判にたがわぬ、高レベル。
これだけの品数があるのにどれも丁寧に作られており美味しいものばかり。
店の入り口にあった向島寺島なすは天ぷらで出てきました。

こちらは料理のアップ。
アップで見ると、仕事の丁寧さがわかりますよね。

こちらはデザートの黒豆きな粉アイスクリーム。

カウンターは高級感満点。ここに座って食べてみたくなります。
さて、料理は最初から最後まで本当に満足がいくものだったのですが、
残念なのはサービス。
サービス係は年配と若い女性二人で、問題は年配の女性。
「あなたは一見の客なのですよ」ということを
思い切り思い知らせるサービスなのです。
まず最初にお通しの冷製茶碗蒸しが出てきたときに
私の茶碗蒸しを倒してしまい、上に載っている煮凝りの部分が
傾いてしまいました。
それにもかかわらず、「申し訳ございませんでした。」もなく、
ただ倒れた茶碗蒸しを立てて置いていきました。
その上、茶碗蒸しの下には飾り葉が敷いてあったのに
それを直すこともなくテーブルの上の放置。
確かに10食限定のメニューですから
茶碗蒸しをつくり直す事ができないのはわかります。
それにしてもただ立ててそのままというのはいかがなものか。
その上、松花堂弁当をサービスしたときも置き方が雑。
本来であれば客に器の蓋を取らせて蓋を取ったときの感動をアジ合わせるはずなのに
片付ける面倒なのか、自分がサービスした弁当の蓋を
有無を言わせず取ってしまう始末。
帰りがけにも会計がカウンターに座っていた常連さんと思しきお客さんと
私達が同時になりましtが、
そのときの対応のあまりの違いにびっくり。
料理の素晴らしさに対して、このサービスはいかがなものか。
料理が泣いてしまいます。
美味しいものを食べるのが大好きな私ですが、
ここまで一見さんとして扱われてしまっては
このお店にまた行きたくなると思いますか?
美味しいお店はほかにいくらでもありますよ。
◆日本橋ゆかり◆
東京都中央区日本橋3-2-14
Tel: 03-3271-3436
営業時間:11:30〜14:00(L.O.13:30)、17:00〜22:00(L.O.21:30)
定休日:日・祝 |
2011年8月15日(月) 18:35 [ 食べ歩記(東京23区内) ]
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| 国産ワインコンクール審査会レポート |
7月20日、21日と甲府富士屋ホテルで
国産ワインコンクールの審査会が行われたのですが、
そのうち21日行われた本審査に行って来ました。
といっても私が審査員になれるわけでもなく、
プレスの資格で取材ということになります。
会場内で写真を撮れる時間が決まっており、
今年は13:00〜13:40の40分間。
30分前くらいに会場に到着、受付を済ませます。

首に掛けているのはPRESSと書かれたカード。
手に持っているのは「報道関係者配布資料」です。
従来、この審査会は3日かけて行われていましたが、
経費節減のためか、今年は2日間。
審査員の方々にはかなりハードなスケジュールだと思います。
今年の出品数は717本、98ワイナリー、23道府県、
昨年が690本、104ワイナリー25道府県でしたから、
出品本数が増え、ワイナリー数が減っています。
審査方法等は、
・一次審査と本審査に分けて実施(それぞれ20点満点で採点)
・一次審査において、12点を得たワインを本審査で審査
(ただし、通過数が各部門エントリー数の50%を超えた場合は、足切りを行う)
・審査は、一次・本審査とも4グループに分けて審査
・得点の平均点が17.5点以上を「金賞」、15.5点以上を「銀賞」、
13.5点以上を「銅賞」、12.0点以上を「奨励賞」、
・当該部門の中で、最高点を「部門最高賞」
(ただし、最高点が13.5点未満または当該部門への出品点数が
5未満の場合は該当なし)
となっています。
今年の審査員は下記の方々。
A、B、C、Dの4グループの分かれて審査が行われています。
Aグループ
伊藤 和秀 葡萄酒技術研究会エノログ部会役員
Ned Goodwin マスターオブワイン グローバルダイニング ワインディレクター
阿部 誠 (有)M.I.A.代表取締役
古川 準三 道産ワイン懇談会代表 北海道ワイン取締役製造部長
高田 清文 山梨県ワイン酒造組合代表 登美の丘ワイナリー所長
森 健太郎
Bグループ
藤野 勝久 日本ワイナリー協会参与
岡 昌治 日本ソムリエ協会会長
小笠原 結花 トゥーシェ取締役
大浦 宏夫 山梨県ワイン酒造組合代表 大浦ぶどう酒専務取締役
曽我 彰彦 長野県ワイン協会代表 小布施ワイナリー栽培醸造責任者
笹田 武志 ふらのワイン
Cグループ
後藤 奈美 酒類総合研究所醸造技術基礎研究部門部門長
Gilles de Revel ボルドー大学醸造学部教授
島崎 大 葡萄酒技術研究会エノログ部会部会員
横山 広信 山形県ワイン酒造組合推薦消費者代表 小島洋酒店山形支店
遠藤 雅之 長野県ワイン協会代表 ぶどうの郷山辺醸造課長醸造責任者
野沢 たかひこ 山梨ワイン
Dグループ
三澤 茂計 山梨県ワイン酒造組合代表 中央葡萄酒代表取締役
北山 賀隆 東京国税局鑑定指導室鑑定官
中本 聡文 日本ソムリエ協会代表 ロオジェシェフソムリエ
横森 洋一 葡萄酒技術研究会エノログ部会
大床 敏風 道産ワイン懇談会推薦消費者代表 ピースポート
小山田 幸紀 ルミエール
各グループ6名のうち、一番上の方が審査員長、
一番下の方がインターン審査員で、将来の審査員。
審査員名簿には名前が載っていません。
インターン審査員の制度は今年から採用されたようです。

それぞれのグループのテーブル配置はこのようなコの字型。
一番奥に審査員長と実行委員(審査員ではありません)が座り、
その前の両側に審査員が二人ずつ、
そして向かって一番左手前にインターン審査員が座ります。
コンクールに出品されたワインは
審査員に配られる前は

このように準備されています。
これだけの距離があればどのワインがどのボトルに入っていたかも
審査員からもわかりません。

こちらが審査員が得点等を書き込む採点用紙。
タイトルで甲州中口、甘口と書いてあります。
左側に該当ワインの番号(6つ)が書いてあり、
その右側に色(3点)、香り(5点)、味(8点)、ハーモニー(4点)で
20点満点で点数をつけるようになっています。
表の上右側には署名をする欄も。

これらはサービス用のテーブルに置かれた
次の審査対象ワインを入れるためのグラス。
左のトレイのグラスには次の審査の7番目のワインが注がれます。
左上の紙には審査員のどの位置に置くかも書かれており、
間違えがないようにとの配慮が感じられます。

審査用のワインの準備の様子。
まず最初にグラスに対象ワインを100ccくらい注ぎ、
グラスを回してグラスの内側を洗い(リンスし)、
万が一にも前のワインや、その他の香りが残らないようにします。
このワインは洗い終わると次のグラスに移し、
全てのグラスで同じ作業を行います。

その作業が終わると
ようやく審査用のワインを全てのグラスに注いで行きます。

サービス用テーブルに置かれた「本審査サーブ表」。
ここにも間違えが起こらないようにとの配慮が行われています。

次の審査を待つワイン。

1回の審査が終わると直ちにグラスが片付けられ、
次の審査用のワインが審査員にサービスされます。
国産ワインコンクールは山梨県が主体となって行っているので、
山梨県のワイナリーにはボランティアの要請があります。
その中でも一番大変なのがグラス拭き作業。
今年で言えば717本のワインを20名の審査員、5名の実行委員、
5名のインターン審査員が見るわけですから、
使うグラスの数が半端ではありません。
聞いたところによれば、118ラック、4268個のグラスが使われているそうで
洗浄はホテルの洗浄器を使うのだそうですが拭くのは全て手作業。
それも1日でこのグラスのほとんどを使ってしまうので、
拭く作業はほぼこの2倍になるのだそうです。
他にも進行係り、ブショネ対応、抜栓班、サーブ班、撤去班などがあり、
これをワイナリーからのボランティア、県の職員の方々が担当。

会場では麻屋葡萄酒の雨宮さん、五味葡萄酒の渡辺さん、
そして写真には写っていませんが
シャトー・メルシャンの斉藤ジェネラル・マネージャーのお顔も。
本当にご苦労様です。
さて、審査ですが各審査員がまず自分でそれぞれの点数をつけ、
審査員長がそれぞれの審査員から順番に点数と評価を聞いていきます。
そして最後に審査員長がそれぞれの審査員の点数を考慮しながら、
最終的な点数を各審査員の同意を得ながら決めているように見えました。
審査員の点数や評価を横で聞いていると
点数が甘い審査員、辛い審査員がいます。
それぞれのお話を聞くとどちらも納得できる内容。
審査員長の力量が審査結果に大きく左右するように感じられました。
ただ、この決め方は、私が観察して感じられたものであり、
実際は各審査員の点数の平均点で決まっているのかも知れません。
声を拾うことが出来ませんでしたが
動画を撮りましたのでリンクを張っておきます。
審査結果は8月2日(火)10:00に発表、
公式ホームページでも17:00頃公開になります。
結果を見るのが楽しみですね。 |
2011年7月25日(月) 06:18 [ コラム ]
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| ワカヌイ@東麻布 |
東麻布にニュージーランドの食肉輸入会社
Anzcoの直営レストランがオープン、
そこの支配人を知人がやっているので行って来ました。
場所は麻布十番の駅から赤羽橋の方面へ200mほど行き、
日進スーパーの手前の信号を左折、
100mほど入ったところにあるビルの地下にあります。

左の階段を下りていったところにレストランの入り口があります。

大きなメニューが外に出ていますが、
ランチは980円のラムカレーから2,780円のステーキランチまで、
気軽に食べることができそうな価格帯。
階段を下り入り口を入ってまず目を引くのが

肉の熟成庫。
ニュージーランドからチルド輸送されてきた牛肉の水分を抜き、
この熟成庫で2週間以上熟成させるのだそうです。
注文したのは当然ステーキ、リブアイ250g(2,780円)です。
最近年齢的にもこんな量の肉を一度に食べる機会がなかったので
食べきれるかどうかちょっと心配でしたが挑戦することに。
まず、サラダかスープを選べるので、サラダを選択。
このサラダかスープはどのメニューを選んでも付いています。

野菜のボリュームがたっぷりで、大変満足。
そしていよいよ出てきたステーキは、

やはり250gはでかい。
ソースは醤油とガーリックのソースか、赤ワインのソースを選べますが、
今回は赤ワインソース。
さて食べ始めてみると、
赤身肉も脂身もどちらも味があり大変美味い。
その上、霜降り肉と違ってあまり脂っぽくないので、
どんどん食べられてしまう。
赤身肉にこれだけの味があるとは、
熟成の力なのでしょう。
初めて体験する味わいのステーキでした。
食後は

日本ではまだこのお店だけという、ニュージーのコーヒー会社
MOJOのコーヒー。
なかなかの味わいです。
私の興味を引いたのがこのコーヒーポット。
持ち手のところが自然木になっており、皮ひもで結んであります。
そしてコーヒーを入れるときに上の部分に
尖った円錐形にたたんだペーパーフィルターを挿し、
そこにコーヒー豆を入れてドリップするのです。
話を聞いたところ、このポットはMOMAの展示品だそうで、
MOMAストアで買えるとのこと。
ネットで調べてみるとCHEMEX コーヒーメーカーという名前で売っていました。
ただ価格が6,300円、フィルターが100枚で1,890円とのことなので、
ちょっとすぐに買うというわけには行きません。
さて、話は肉に戻りますが、
250gを食べたので、かなり満腹、夕食も軽く済ませました。
ただ、驚いたのは翌日当然増えているだろうと思って体重を量ったら、
なんと減っているのではありませんか。
赤身肉の力を改めて思い知らされました。
ディナータイムは1キロの骨付きリブアイを頼んで、
みんなでシェアして食べるというのが
このお店での正しい食べ方のようです。
また、憧れのニュージーランドワインプロヴィデンスが
グラスで3,000円台で味わえるのも魅力。
今度はディナータイムに是非プロヴィデンスを飲みながら、
このリブアイを食べてみたいと思います。
なお、夜は混んでいるとのことなので、
ディナータイムに行こうと思う方は要予約です。
◆WAKANUI(ワカヌイ)◆
東京都港区東麻布2-23-14 トワ・イグレッグB1F
Tel: 03-3568-3466
営業時間:11:30〜15:00(LO 14:00) 18:00〜23:00(LO 22:00)
定休日:月曜日 |
2011年7月17日(日) 19:48 [ 食べ歩記(東京23区内) ]
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| 丹波ワイン@京都府 |
4月上旬、知人の京都のマンションを使えることになり、
急遽京都へ1.5泊で行ってきました。
京都には大好きな町でかなりの回数行ったことがあるのですが、
まだ丹波ワインに行ったことがなかったので、
今回はこの丹波ワインを第1の目的にしました。
初めは電車でいくことも考えましたが、
金曜の夜仕事を終えてからだと
最終の新幹線にぎりぎり乗れるかどうか。
そこで車で行くことにして21:00頃出発。
中央高速、名神高速経由で一路京都へ。
夜の高速は大型トラックばかり、クロネコヤマトが目立ちます。
途中2回の休憩を経て、
京都の目的のマンションには2:30頃到着。
それほど飛ばしたわけではありませんが
思いのほか早く着くことが出来ました。
ただ、近くに駐車場を見つけるのに時間が掛かり、
結局部屋に入ることが出来たのは3:00頃。
翌日11:00にアポを取ってあったので、
9:00頃マンションを出発、
京都の中心部に一度出てから、
京都丹波道路を通って一路丹波を目指します。
ちなみにこの道路は6月19日に終わってしまった無料化実験道路で
通行料はただ。
高速を下りナビを頼りに丹波ワインを目指しますが、
途中、クロイ電機と書かれた工場や
その社宅と思しき建物があるのを抜けて
ワイナリーに到着。
土曜日にもかかわらず出迎えてくださった方は黒井さん、
いただいた名刺を良く見てみるとなんと代表取締役社長。
社長が迎えてくださるとは思っていませんでした。
お話によれば黒井さんはクロイ電機社長のご子息。
クロイ電機はパナソニックの照明器具などを作っている会社だそうで、
当初は日本酒の蔵を借りてワインの醸造を開始、
その後工場用に取得した土地の未使用の部分に
ぶどう畑とワイナリーをつくったのだそうです。
まず畑を案内していただきました。
自社畑は2ヶ所あるそうで3haプラス3haの6ha。
自社畑の広さとしてはかなりのものです。
今回見せていただいたのは鳥居野と呼ばれる、
ワイナリーに接する畑。
土は粘土、黒ボク土だそうです。

こちらはピノ・ノワール。
ディジョンクローンで2000本。
雨除けの傘がかけられるようになっています。
後ろに見える建物はクロイ電機の施設です。

別の畑、カベルネ・ソーヴィニヨン。
木の太さからすると樹齢10年以上。
主にワイナリーの周りの畑、丹波町鳥居野圃場では
赤ワインの品種を栽培しているとのこと。
もう一つの畑は瑞穂町向上野圃場で
白ワイン用のぶどうを中心に栽培しているそうです。
ぶどう畑の広さはそれぞれ約3haで合計6ha。

醸造設備はワイナリーの30年以上の歴史を感じさせる
ちょっと年季の入ったもの。

熟成用の樽の数は多く、
生産量の多さがわかります。

黒井社長。
樽から熟成中のワインを飲ませてくださいました。
社長のお話では当ワイナリーで求めているのは
日本料理との相性が良いワイン。
一部のワインはセラミックフィルターを使ってろ過し、
クリーンな味わいを作っているとのこと。

ワイナリー見学の後は試飲カウンターで試飲。

この時期に販売しているほとんど全てのワインを試飲させていただきました。
丹波ワインといえばピノ・ノワールと、ピノ・ブラン。
今回は、ピノ・ノワールを試飲することは出来ませんでしたが、
ボルドー品種やシャルドネなど、
どれもかなり将来の可能性を感じさせる味わいでした。
関西でがんばっている数少ないワイナリーの一つ、丹波ワイン。
黒井社長のワインづくりに対する情熱を
充分すぎるほど感じることが出来るワイナリー訪問でした。
お休みにもかかわらずお相手してくださった黒井社長、
ありがとうございました。 |
2011年7月12日(火) 13:51 [ ワイナリー訪問記 ]
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