カフェグローブ社長 矢野貴久子のブログ 朝と夜の間に
2006年06月
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タテをヨコに [2006年06月30日(金)]

 普段、何げなく使っているものも、ちょっと発想を変えると……ということありますよね。

 最近、「なーるほど」と思ったのはこの歯ブラシ。



 ブラシ部分がヨコです。あと、ブラシ部分が少し山なりになってます。これ、奥歯や前歯のウラとか、とても磨きやすい。

 最近は、普通のタテ型で磨いたあと、仕上げにこれを使います。慣れたらこれだけでもいいかも。

 こちらで買えます。小児用が「よこやま君」というのが微笑ましい。確かにその通りだ。


日経のスポーツ欄 [2006年06月27日(火)]

 朝の通勤時、日経新聞を読むのが日課ですが、電車に乗っている時間が十数分しかないので、たいていは、1面からがーっと読むべき見出しのところだけ拾い読みしています。

 社会面、スポーツ面、文化面は、帰りの電車でチェック。

 が、W杯期間中は、朝、真っ先にスポーツ欄をあけてしまう、、、

 どれも面白いのですが、特に文体が独特で、読む楽しみを味わえるのが阿刀田寛さんという記者の方の記事。小気味よいリズム、ひねりのきいた表現、見られなかった試合でもビビッドに映像となって頭に残ります。

 記事に名前を見つけたらそこから読んでしまうほど。

 日経読んでいるみなさん、ぜひチェックしてみてください。
  


将来何になりたいか [2006年06月26日(月)]

 
みなさんは、自分が何になりたいか、いつ頃の夢が実現していますか? 
なぜこんなことを思ったかというと、よく取材で、「昔は何になりたかったか」と聞かれるからです。

 マジメに考えると、すごく難しい問いだなあといつも思います。(どれから言おうか、とか)

 この問いを聞くたびに思うのは、中学や高校でもっともっといろいろな「仕事」の話を聞きたかったなあ、ということです。社会科でやったのかもしれませんが、生きた話ではないですよね。

 中学・高校時代は、家族・親戚と、学校の先生と友だちというかなり狭い世界だった気がします。いろんな人に会い、触れて、多様な生き方を学ぶ時間があってもいいなと。私は読書がその役割を果たしていたと思いますが、実際に自分で会ってふれあうのとでは、また受け止め方、学び方が違うと思います。

 何と言っても、自分の問いかけが返ってくるのですから。
 
 前職の編集の仕事で、20代30代でいろいろな方の生き方や考えに触れられたのは自分のなかではとても糧になっています。

 似たような経験が本当は学生時代にもできるといいなあと思います。いろんな「多様性」に密度濃くふれられるといいな、って抽象的ですが……。

がっくり、けれど [2006年06月23日(金)]

 日本中のため息が聞こえてきそうな明け方でした!

 オーストラリア、クロアチア戦は、ずっと心臓バクバクで見ていましたが、ブラジル戦は比較的冷静な気持ちで見られました。

 王者とか王国とか強豪と呼ばれる国々とは、根本的に身体にすりこまれた何か、が違いますね。それを超えるには、何が必要なんでしょう。

 がっくり、残念ですが、決勝トーナメントでは各国の「身体にすりこまれた何か」を純粋に楽しみたいと思います。

 その国の歴史、情勢、宗教、民族性がこんなに透けて見えるから、なんだか感情移入して興奮してしまうんですよね、W杯は。





柴田さん、世界へ発言 [2006年06月21日(水)]

 前回までミニインタビューを書かせていただいたマーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティングの柴田さんの後日談を少し。

 柴田さんの個人発信のメルマガ、本当にいつも示唆にとんでいて面白いのですが、この間のメルマガに書いてあったことは、膝を打つ思いでした。

 S社のエレベーター事故の件です。

 柴田さんの指摘は、この事件が「グローバル企業の組織に潜む危うさ」というもの。

 すべてを「本社」で決めようとするグローバル主義。まずは報告を、考えるのは動くのはそれからだ、というタイムラグが起こります。

 それがこういう事故やトラブルでも同じ手順であったら……本来すべき迅速な対応ができないですよね。

 そういえば、外資系企業に勤める友人・知人が共通してこぼすのは、レポートの多さ。そして日本での施策を理解し承認してもらうための膨大な時間と労力。話を聞いているだけだと、非効率なんじゃないかなあと思うことも確かにあります。

 もちろんこの話にはさらなる背景や深い分析がありまして、実は共同通信によって英文記事で15日に世界配信されたとメルマガには書かれていました。

 本当に勉強になるメルマガ、ぜひ読んでみてください。この話はそのうちバックナンバーにも掲載されると思います!


マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング柴田社長vol.5「最後に、人事のプロとしてcafeglobeユーザーにアドバイス!」 [2006年06月20日(火)]

 さて、最後に、柴田さんから、Cafeglobeユーザーのみなさんに向けて(なので、主に女性に向けて!)元気に働くためのメッセージをいただきました。

<その1>
イメージ力を持つ。経験からも女性のほうが得意ではないかという印象を持っています。本当に理不尽なこともあるけれど、たいていは、そうなる理由があるはず。背後を考え想像し、微妙な変化をとらえていきましょう。映像が浮かぶというのが大事ではないかとも思いますね。例えばカフェに入ったら、人間観察。仕草、表情、モレ聞こえる話からあの二人、不倫に違いない! とか想像をたくましくするのもです(笑)」 (想像がすぎて妄想になってはいけませんが……)

<その2>
「理詰めでは、世の中は動かないこともあると思えるようにすること。つきつめて考えてみれば、政治も経済も、要は人の心によって動くものだから」
どんな環境でも自分がハッピーでいられる自己コントロール力、回りを少しでも変える力などを持っておきたいものですね。



 というわけで、最後にもうひとつ、おまけの話です。
柴田社長は、にこやかな笑顔、やわらかな声、落ち着いた話しぶりで、それはそれは温厚な方に見えます。(写真を見てもおわかりでしょう)

ところが、ご本人曰く、心理学者のトレーニングというかカウンセリングを受けているとズバッと言われる「直情激昂型」だそうです。

「ひょっとしたら、演じているのかもしれません。やはりいかに人に話をしてもらうか、話しやすい雰囲気をつくるかが大事ですから。昔の知人からは『変わった』と言われますので、どっちが本当の自分かわからなくなりました(笑)」

 なるほど! 演じる、というのは私自身もそう思うことがあります。何かのフリをするのではなく、仕事で起こることと自分の感情を切り離すためにそう思うと割り切れたりします。だって、日々、理不尽なコトってたくさんありますものね。

 でも、それだけ柴田さんが温厚でいられるのは、部下とのチームワークが素晴らしいからなのでは……という気もします。

「そうなんです。アシスタントが優秀で、いつも自分と同じ視点でいてくれる。いつまでに何をしないといけない、そのうえで意見もしてくれる。この関係がよそよそしくなったら緊張してしまうでしょうね。なにせ、仕事をお願いすると、ものによっては何をおっしゃってるのかわかりません(ニヤリ)と言われます(笑)。上司と思われていないかも。でもあとで考えると、なるほど、それは自分でやったほうがよかったと思ったり。的を得てるんですよね(笑)」

 本音を言える雰囲気を作り出しているのが柴田さんのさらにすごいところでもあります。
本音を言わせるための、作戦にしてはできすぎです!


マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング柴田社長vol.4「人の機敏に触れる仕事、『個人』はどう考えれば?」 [2006年06月19日(月)]

 さて、前回の続きから。理不尽だ、と思えること、仕事していたらよくありますよね。
 
 まずお聞きしてみました。どう考えても理不尽としか思えない体制、環境、顧客依頼。自分の力ではいかんともしがたい理不尽モードをいかに乗り越えるか。

「自分自身の経験からも言えることですが、まずぐだぐだ考えず、言わずにやり通す。このやり通すということがポイントです。その後で距離をおいて考える。そのときに何となく気づくものなんです。ああ、こういうこと(理由)だったんだなと。すると、理不尽さは薄れてやり終えたことのみ残る。理不尽さは反面教師にもなりますしね。どんなことも自分にプラスになりますよ」

 それでも、どうしても感情的になってしまうとき、柴田さんはどうされていたのでしょう。

 「ギャグで乗り越える」

です。小学校時代、バレーボール部に所属していた柴田さんは、指立て100回とか、学生服で泥の中の正座とか先輩の理不尽なシゴキに耐えていました。あまりひどいのでみんなで「辞める」と宣言。とはいえ、バレーボール部がたちいかなくなると先生に説得され、部室に戻ると先輩におさえつけられてバリカンで坊主に。 

 「そこで達観。名札を柴田から珍念に変えました」

 先生にも話して、「珍念」と呼んでもらうようにし、生徒会長になった後もその名の元をつくったバレー部の先輩の卒業式では「生徒会長 珍念」として送り出したそうです。それが許されるということ自体、先生たちも柴田さんの気持ちをわかっていたということでしょうか。

 ギャグでも乗り切れそうになかった場合は……
やはりいったん離れることが一番だそうです。

 「気持ちというのは器があって、入りきらなくなると、自分をケアするために人との接点を避けるんです。傷つくことを恐れて前に出なくなりますね。そういうときは自然治癒しかないので、温かなところで太陽を浴びる。そうすると器にすきまができますよ」

 いちばんのおすすめは、シンガポールのセントーサ島。島全体がエステとおっしゃっていました。<続く>

マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング柴田社長vol.3「柴田さんご自身がさまざまな思いをもって仕事をしてきた」 [2006年06月16日(金)]

 さて、組織としての理論もさることながら、現場の社員の声を多く聞いている柴田さんは、ご自身の体験とも合わせて、自分自身のキャリアをどう考えていくかについての本も書いていらっしゃいます。

 実は、大学時代、演劇で生きていくことを決意した柴田さんの社会人としてのスタートは、ホテルの宴会係からでした。

 酔客や泣きそうな新婦をなだめ、職場の理不尽さを感じつつ、つぎのステップである出向先ではもっと理不尽さを感じつつ、その中で、ご自分を磨きキャリアを築いてきました。このへんの経緯は、ドラマのように面白いのでぜひご自身の経験を多く書かれている下記の本を読んでみてください。

 ちなみに、カフェグローブで広報を担当している田中は、「本当に元気が出ました」と感涙していました。


『25歳からの10年間で会社に負けない自分をつくる!』
柴田 励司 (著)
ダイヤモンド社
1,500円 (税込)


 そして、すでに組織のリーダーとして活躍されている方、もう少し成長スピードを速めたい方は、こちらの本。


『39歳までに組織のリーダーになる』
柴田 励司 (著)
かんき出版
1,470円 (税込)

 こちらも本当に示唆に富んでいます。組織のリーダーとしての経験がある方なら「そうそう、それで悩んでいる!」「あるある、そういうこと!」とうなずきながら読めるかもしれません。そして、どう考えればいいか、の道筋もわかるのです。

 次回は、自分が成長するために必要な「考え方」について、柴田さんに語っていただきます。人間、誰だって「嫌になっちゃうなー」は、仕事をしていれば何度もぶちあたるカベ。そういうときに、どう乗り切るかのヒントが満載です。 <続く>


マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング柴田社長vol.2「会社の中で最高に大事な人事の助っ人」 [2006年06月15日(木)]

 人事コンサルティングの出番は、企業が何かしら変革をしようとしているとき。組織を再構築したり、M&Aなどで違う文化を持つ方たちが一緒になるなどは、大きな変革ですよね。その変革が根づかずに終わってしまう例は枚挙にいとまがありません。

 また、現実問題として、既存の体質に慣れてしまったトップが大胆な決断をすることは難しくなります。そんなときに、外から第三者として合理的に判断し、ものごとを進めていくのが柴田さんたちの仕事になります。ただし、合理的に判断したあとは、極めて「人情的」に進めていくのです。


              余談ですが、会社のマスコット、マーサー太郎くん↓



「たとえばですが、外資系の企業が日本企業を3つ買収してひとつにしたとします。その外資系の親のほうに雇われて、その統合された日本企業に行くと、完全に斜に構えられていて、『おっ、先生が来たぞ』という感じです。そこを時間をかけて話します。あなたのサポートでもあるんですよ、というように」

 どんなことをやるのでも、仕事とはおよそ人がからみます。何かがうまくいかない場合は、人と人同士のつながりに問題があると柴田さんはおっしゃいます。確かにその通りですよね。人と人との間で何かが切れている……経営者にとって心の痛くなる部分です。脳の指示がうまく手に伝わらないということと同じように、指令がとぎれたり間違って伝わったりしているわけです。

 だから、変革を根付かせるために、いろんなことをやる。そのベースはひとりひとりとの対話だったりするそうです。時間をかけてかけて、何が問題かを話し合う根気も必要な仕事です。

 「このままではいけない、組織を変えようとかさまざまな変革を行うときに、内部ではしがらみがあったり、力が足りなくて、結果混乱してしまい、混乱したあげく元に戻すということが少なくないのです。そういった変革のデザインを第三者の専門家として提案し実行するだけではなくて、根付かせるというところまでやるのが我々の仕事です」

 ちなみに、アジア全体を見ると人が会社を辞める理由のトップが「直属の上司との相性が合わない」だそうです。直属上司とウマがあわずに、たとえば役員や社長に直訴することもよくある話かもしれません。それを知った直属上司が「役員の○○さんから聞いたけど」とダイレクトにやってしまっては、また「がーん」ですよね。ますます距離が離れていきそうです。

 こういった、人情の細かな部分もすくいとり、変革を必要としている会社に張り付きになり、組織を動かすところまでやられるのがマーサーヒューマンリソースコンサルティングという会社です。そんなわけで、柴田さんは、顧客対応、グローバルなマネジメント、日本法人の対応、いったいいつ寝ていらっしゃるんでしょう……。 <続く>

マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング柴田社長vol.1「遠いけれども極めて近い存在」 [2006年06月14日(水)]

 日本がまさかの逆転負けを喫した日、6/12(月)の日経新聞朝刊5面。

 このブログのためにインタビューさせていただいた柴田励司さんが登場されていました。名物コラム『領空侵犯』で、「国会が役人をダメにする」「産業再生機構の次は国会再生機構があってもいい」とズバーっと斬りまくり。きちんとデータに基づいた洞察に、ナルホドー、やっぱり日本の将来はヤバイ!と強く思いました。 

 今回から連続でその柴田さんのインタビューです。彼の仕事は、いかに気持ちよく人が働けるか、を追究し続けることです。

 柴田さんは、米国の組織・人事コンサルティング会社、マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティングにおいて、3つもの役職を持ち、世界中をとびまわっています(その日経新聞には、さらに経済同友会の行政改革委員会の副委員長をつとめているとありました)。

 日本法人の社長であるだけでなく、マーサーというグローバル企業の経営全体についてもグローバル・リーダーシップ・チームの一人として責務を負う。

 聞いただけで気が遠くなりそうです。

 しかも、何だかすごすぎて遠い存在……そんなふうに思えたりもしますね。

 でも、私が勝手に思っている柴田社長の「すごい」ところは、たぶん、普通に働いている会社員の気持ちとまったく変わらない肌感覚をもっていらっしゃること。

 写真を見ていただいてもおわかりいただけると思うのですが、どう見ても「お兄さん」(←変な意味じゃなくて、近所にいる優しいお兄ちゃんという感じ)と呼びたくなるようなフレンドリーな雰囲気。そういった極めて普通の感覚を持ちながら、グローバル企業のリーダーのひとりとして、会社を率いている。そのことにつきると思います。



柴田社長が、週一回発行しているメールマガジン
『柴田励司の人事の目』への登録はこちらから。
もともとは、経営者や人事担当役員向けに書かれ
ているものだと思うのですが、およそ会社で働い
ている人なら、目からウロコな話ばかり。面白くて
役に立ちます。それと最後の“おまけ”話が、そ、
そんなことアリ?で笑えます。マジおすすめです。


 そんな柴田さんの学生時代は「演劇人として生きていく」ことに憧れ、社会人のスタートはその意に反してホテルの宴会サービス係。

 ここからマーサーまでの道のりの中で、柴田さんが感じられたことは「働く」ということの意味を深掘りしています。これが本当に心にしみます。

 それを少しずつ紹介していきたいと思います。<続く> 

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