野田聖子さんvol.3 男性社会の中でのモチベーションキープ術
2006年8月25日(金) 00:31
|
引き続き、「議論にならない」、その理由です。
「選択夫婦別姓の議論でも、反対のための反対だから、『苗字の違う嫁が姑の面倒を見ないだろう』とか『年賀状に両方の苗字を書くのは面倒くさいだろう』とかそんなことばかり。なんかもっと本質的な話はないのか、といつも思います。そこに透けて見えるのは、女性には対等になってもらいたくないということのような気がするんですよね」
女性議員も同調せざるを得ないという場面も多々あるそうです。この男社会で生き抜くためには、ある程度可愛がられないとだめ。真っ向から反論しては元も子もない。これ、とんでもない悪循環ではないでしょうか。
大勢(男性)と違う意見を言うと、「左翼」「反政府主義」「非国民」という言葉が飛び交うそうです。野田さんの場合、名指しで「顔は可愛いのに中身はひどい」と選挙演説の場で公に言われたことも。男性同士でも誹謗中傷合戦はよく聞きますが、男であれ、女であれ、「ひどい」とするならば、その根拠をきちんと並べないと、言っている人の株を下げるような気もしないでもありません。
ここまで議論にならないと、自分の存在が何の意味があるのか問いかけたくなります。そんな中で、野田さんが、いかにご自分のモチベーションをキープしているのかお聞きしてみました。職場の上司や同僚にそんなことを言われたら確実にやる気を失いますよね。
「そうですね、この人たちは、確固たる信念で反対しているわけではなくて、単に、思いつきや自分たちの立場を守りたいがために言っていた。その程度のことで、はっきり言って議論にならない。とくに法律論としては成り立たないレベルなので、そこでは毅然と一線を引いて同調しない余裕を持っていけば、必要な立法のためにはやっていけますよ」
なるほど。周りが無理解というのは、会社でも家庭でもあり得ることで参考になりますね。ただ、次にどうやって周囲を説得するかが難しいそうで、数字などを持ち出して理論的に説明しようとすると、「理屈っぽい」と言われてしまうことも。少子化問題でも、「子どもは理屈じゃない。俺はまたいだだけで生まれた」「気持ちいいことはやらないとダメだ」とか……これが本当のことだとすると、あまりにも女性がおかれている状況が理解されてないのではと思います。
考えてみれば、いまの政治家のみなさんの妻のほとんどは家庭を支え、彼らの働きを支えています。そんな中で、「働く女性の立場」という当事者意識はうまれにくいのでしょうね。早く共働きの議員がたくさん出てくればという気もします。
|
|
[ ミニインタビュー ] / この記事のURL / コメント(2) |