野田聖子さんvol.4 出産・育児を女性だけの問題にしない! [2006年08月27日(日)]
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男性、とくにこの国の方向性を決める立場、世代の方々に当事者意識がない……この問題はどう解決していけばいいのでしょうか。
「まずは、介護の社会化が成し遂げられたように、育児ももう女性または夫婦だけのものではないと認めてあげるべきですよ。子どもはすべて国の財産だということを掲げて初めて少子化対策が始まるんだと思います」 たとえば、介護保険ならぬ子ども保険という考え方もあるかもしれません。また、NPOビジネスのような形で、子育てを終えた子育て能力のある人がビジネスとしてサービスできる仕組みをつくる。 「ボランティアじゃ続かない。やっぱりお金をもらって責任をもって仕事してもらう。官と民との間の公共というポケット、NPOを活用してビジネスとして就業の形がつくれるといいですね。そしてもう一つは教育。産むというスキルについての国民の理解がなさすぎるというか……。女性たち自身もそうだと思います。私だって、いつだって産めると思ってたら、そうじゃなかった」 野田さんご自身、仕事と出産を天秤にかけたことなどなく、単に生理がきているならいつでも産めると思っていたら、不妊だということがわかり治療を受けています。その内容は、『私は、産みたい』に詳しく書かれていますのでぜひ読んでみてください。 「これはもう国の責任にしてよい問題だと思うんですが、若いうちから女性に、あなたたちには女性としての特別な能力・スキルがあって、だけどこれには年齢的限界があり、だからその特質を理解し自分の人生設計に役立てなさい、っていう教育をする必要があります。それこそ小学校から耳にタコができるくらい教えられていたら、私も今ごろ3人くらい産めていたのかなって思います。30代40代の女性が仕事か子どもかと迷っていたら、ほんと、私のような失敗はしないでといいたい。女性のからだのメカニズムについて無知であることは自分自身にはね返る。自分らしく生きるためにはまず自分をよく知らなくては」 その中で、たとえば低用量ピルの問題にも国の方針は透けてみえてきそうです。続きは次回に。 ![]() 「私は、産みたい」 野田 聖子(著) 新潮社 1,260円 (税込み) ![]() 「だれが未来を奪うのか―少子化と闘う」 野田 聖子(著) 講談社 1,470円 (税込み) |








