カフェグローブ社長 矢野貴久子のブログ 朝と夜の間に
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和田裕美さんvol.2 優柔不断だけど逃げなかった理由 [2006年08月03日(木)]

 さて、フルコミッションの会社といえば、結果を出さなければ自分のところには一銭も入ってきません。営業が初めてだった和田さんの苦労は想像に難くないはずです。それでも、続けられた理由はなんだったんでしょう。

 「いえ、優柔不断で、辞めるって言えなかったんです。だから頑張るしかない。そしてもちろん、育ててもらっている上司にも申し訳なかったんですね。フルコミッション営業の組織って、契約がとれるまで利益にならないわけです。その貴重な自分の時間を使って育ててくれるわけなので、1本でも契約とってからじゃないとやめにくい。しかもまた辞めたら職探ししなくてはならないので、結局もとに戻ってしまう。親にも頑張るってタンカをきっていたとか、いろいろな条件が私を止めたんです。逃げるよりとどまっていたほうが楽だったんですね。崖っぷちを歩いているにもかかわらず、ここで結果が出なかった先のほうが、その一寸先は闇、みたいな感じもありました」

 さまざまな営業スキルや営業マインドを教えてくれて「やればできるよ」という組織風土だったことも大きかったとのこと。その過程で、和田さんはあるひとつのことに気づきます。

 「結果が出ないときにすごく思ったことがあるんです。商品が一緒で、市場が一緒なのに、Aさんに売れて私に売れないってことは、私に何か問題があるのではないかと。たとえば話し方なのか、行動量なのか。これが、すごく自分を見つめるきっかけになったんです。同じ土俵なのに結果に差が出るのは自分自身に足りないものがあるわけで、あとはできる人を見て、なにが足りないか埋めていく作業に入ろうと。ここで逃げたら、この人にできて私にできなかったというのをたぶん一生背負っていくことになりますよね」

 同じ人間で同じ24時間なのに差がつくのが不思議だった、と和田さんは言います。見渡すと、外見が美しいとか高学歴だから必ずしも売れるというわけでもない。超一流の人間になりたかったら、まずは考え方を変える。上司にも言われたそうですが、考え方のベースを変えることによって、成績も結果も全部変わると気づいたのが、和田さんの転機でした。

 ここから和田さんのエンジンが全開になっていきます! それは次回で。







『和田裕美の運命の仕事に出会う本』
和田 裕美(著)
大和書房
1,365円 (税込)



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