カフェグローブ社長 矢野貴久子のブログ 朝と夜の間に
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ダイエー樋口泰行社長 vol.1「日本のために」 [2006年03月07日(火)]

 今日から4回連続で、ダイエー樋口社長のミニインタビューです。

ダイエーの樋口泰行社長とは、NHKの経済番組でご一緒したのが最初の出会いです。当時は、日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)の社長として就任されたばかり。パワフルでそれでいて話しやすい雰囲気をお持ちで、会ったすぐから親しくなれる。そんなオーラを発していらっしゃいました。

 そして現在はダイエーの代表取締役社長 兼 COOに。報道で知ったときはびっくりでした。ずっとお聞きしたかったのは、「なぜ移られたのか」ということ。日本HPに愛情とエネルギーを注いでいらした、その心境に何か変化があったのか。それをお聞きしたいと思いました。

 「なぜ日本HPからダイエーに移る決意をされたんでしょうか」。久々にお会いして一番にお聞きしたのはこのことでした。あとは、樋口社長の言葉をそのまま書いていきます。

「まずはダイエーのスポンサーサイド(産業再生機構、アドバンテッジ・パートナーズ、丸紅連合)から打診があったんですね。最初は、社長に就任してから2年弱ほどしかたっていない日本HPを離れるのはあり得ないと断わりました。5年くらい経っていればともかくですが。

 とはいえ、その後も何度もお誘いをいただいたんです。外資系企業だったこともあって、実は徐々に心がゆらいだのは、米国のためにではなく、日本の利益のために役立ちたいということでした。そういう意味で、ダイエーでの仕事が自分にとって徐々に魅力的になっていましたが、ただ、それでもHPを裏切れないという気持ちは強かったんですね。

 そのころ一度、日本HPの役員にも相談しましたけど「冗談じゃない」ということで、「こりゃあかん」(兵庫県ご出身です)と撤回。ところが、その後、朝日新聞の夕刊に自分がダイエーの社長就任という憶測記事が出てしまった。もちろんあり得ないと否定したんですが、その後もアプローチがありました。

その過程で、こういう道もあると強く思うようになったんですね。そして、次は日本HPの社内説得でした。アルコールの力も借りながら、夜、役員などひとりひとりに自分の考えを伝え、連日話しこみました。結局は、「日本のために働きたい」という思いが通じたんだと思います。米国本社のほうは実は比較的簡単だったんですよ。当時の業績アップを認めてもらって、もちろん報酬アップなどでの引き留めはありましたが……」


 誠実な対話、これが樋口社長がもっとも時間をかけるところのような気がします。
次回に続く!です。

↓新しいロゴの前で。


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