ダイエー樋口泰行社長 Vol.3「とにかくお店に」 [2006年03月09日(木)]
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さて、今日は、樋口社長が就任後もっとも時間を割いたことについて、です。
不採算店を閉鎖するということも、再建計画の中には含まれていました。そのため、就任していちばん時間を割いたのは、閉鎖する店舗にすべて足を運んだことだそうです。 「今までそんなことをやったことがないと聞いて、それは違うと思った。自分は就任して半年だけれど、現場には30年のパートさんもいる。純粋な気持ちで、きちんと経緯を説明したかった。もちろん、『何で閉鎖するんですか』と涙を流して言ってくる人もいる。その気持ちをわかるということが大切だと思いました。 結局、閉鎖店舗も、売り尽くしなどですごく頑張ってくれたんです。そうなると、残った人間は「自分たちが頑張らねばどうする」という強い気持ちを持つ。全国の店長会議もスタートさせ(それまでは地区ごとのみの開催)、経営トップからの情報共有がいかに大事かをわかってくれました。物理的に離れているからこそ、会うことが大事ですね」 樋口さんがダイエー社長に就任するにあたり、小売業の先輩経営者たちからは、「数字のことは気にするな。現場のモチベーションのことだけを考えろ。そうすれば絶対に数字はついてくる」と言われたそうで、まさにそのことを実感されているそうです。 社会人スタートにさかのぼると、樋口さんのキャリアの出発点は松下電器産業の子会社での溶接機器エンジニア。詳しくは、著書の『「愚直」論』を読んでいただきたいのですが、振り返ってみて、ひとつとして無駄な経験はなかったとおっしゃっています。小売業としての知識やスキルはこれからですが、どういう人たちがどういう気持ちで仕事しているのかを理解するのに、仕事で悩んで自分でも悩んだ松下での12年は本当に役に立っていらっしゃるそうです。 次はCafeglobeユーザーの皆さんに、ダイエーのどんな変化を見て頂きたいかをお聞きしてみました。ロゴも変わり、キャッチフレーズも変わり、見た目にもとても変化をとげています。 「『ここを見てください』というのはあまりいいアプローチだと思わないんです。とにかくお客様の満足度をあげるために、いろいろなことをやっています。店を改装し、野菜が新鮮で、デリカ(お総菜)もおいしさ宣言をした。とにかく足を運んでいただいて、その成果をいろいろなところで感じていただきたいと思っています」 明日は最終回です。 |



