和田裕美さんvol.3 ポジティブシンキングとはちょっと違う「陽転思考」 [2006年08月04日(金)]
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和田さんが著書の中でも繰り返し使う言葉が「陽転思考」です。
「上司に最初に教えてもらったのが、人生で成功した人は切り替えが早いということ。学歴、性別、年齢でもない。田中角栄さんは中卒だろうとか、カーネル・サンダースさんは60歳からだとか、サッチャーさんは何とかとか、ディテールは忘れちゃいましたけど(笑)。要は考え方なんだと。考え方で超一流の人間になれるんだよって」 この、考え方を変える、そして、事実はひとつ、考え方はふたつというのが陽転思考のベースなのです。 「いままで自信形成ができていなかったり成功体験が少ない人というのは、自分を振り返ってみても、踏ん張りどころが甘い。グチや文句、泣き言を言ったりする時間もある。一方で自信形成ができている人は、大丈夫だ、やればできるというところから出発する。この2方向のなかから、よいほうをチョイスしよう、優柔不断な人が決断できるプロセスの中に『二つからひとつを選ぶ』という考え方ができるんです」たとえば和田さんが講演などでもよくお話しされるのが財布を落としたとき。この事実はひとつですが、考え方は二つあります。 【その1】そういえば、このあいだ携帯もなくしたとか、仕事でも失敗しててやっぱりついてないとか、いつもよりたくさんお金入れてたのにとか、思い出の財布なのにとか、過去から「やっぱり」や不幸を引っ張り出してきて、こんなんだったらまた仕事失敗するとか、こんな気持ちで飲み会行ってもつまらないからキャンセルするとか、未来の不幸まで連鎖させてふくらませてしまうこと。 【その2】財布程度でよかった、強盗に脅されたのではなく落ちてくれたので怖い思いをせずによかったとか、命落とすよりよかったとか、こじつけかもしれないけどよかったを探す。 「自分を客観的に見るためには、ひとつの考え方だと私は決断ができないんです。優柔不断だから。だけど二つあれば、どっちかを比べていいほうを選べばいいので早く決断できる。泣いたりグチを言ってもいいけど、不幸の連鎖が大きくなるので1秒でも早くマイナスからプラスに切り替えるために陽転しようって思ってます。普通に言うポジティブシンキングは、マイナスなことを言ってはいけないというのがあまりしっくりこないんです。マイナスの自分も認めて受け止めてあげて、そのうえでどっちがいいかチョイスしましょうという考え方を自分なりに陽転思考って言ってます」 なるほど! これなら誰でもできそうです。ネガティブに考える自分を否定するのではなく、いったん受け入れてから「選ぶ」なら、なんだかすんなりできそうです。 次回は、和田さんのスゴイ営業の本質にせまります。 |




