海の森林 [2008年06月30日(月)]
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マングローブを初めて見たのは、東村慶佐次のマングローブ林でした。
![]() 日本ではなじみが薄いのですが、マングローブとは、熱帯から亜熱帯にかけて分布する河口の海水と淡水が混じる汽水域の湿地帯にできた林や森をいいます。 東南アジア、インド沿岸、南太平洋、オーストラリア、アフリカ、アメリカ等に分布し、日本では沖縄県と鹿児島県にあります。 ![]() マングローブに生育する植物をマングローブ植物といいます。 沖縄本島のマングローブ植物は、オヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギモドキなどです。 慶佐次湾のマングローブ林に自生する北限のヤエヤマヒルギは、1972年の沖縄本土返還の年に、国の天然記念物に指定されています。 ![]() マングローブ植物が海水に浸かっても生きていけるのは、根の組織に秘密があるそうです。塩分の流入を抑制して、塩水中から真水だけを吸い上げる仕組みになっているそうです。 地表面には気根と呼ばれる根が張り出して、満潮時にも呼吸することができるようになっています。気根の組織には隙間がたくさんあって、地下部にまで空気を送リやすい構造になっているそうです。 常緑樹のはずのヒルギの葉の中に黄色く変色した葉が見えます。 これは脱塩機能によって捨てられた塩分が蓄積されたもので、やがて落葉していきます。 春から夏はヒルギの花の季節です。赤く見えるのが蕾。 ![]() 花が開花すると昆虫がたくさん集まり、昆虫を求めて鳥たちもやってきます。 マングローブには、野鳥、昆虫、干潟の小動物などの生き物がたくさん住んでいて、遊歩道を歩きながら、小動物たちの営みを観察することができます。 マングローブは、陸地の植物と比べて、二酸化炭素の吸収がよく、よりたくさんの酸素を作り出しているといわれています。そのためでしょうか、遊歩道を散策しながら、すんだ空気がとにかく美味しく感じられました。 汽水域の湿地帯の植物といえば、昨秋訪ねた能取湖のサンゴ草(アッケシソウ)を思い出します。こちらも浸透圧を調節して、体内の塩分濃度を抑制する機能を保持し、細胞に塩分が侵入するのを抑制しています。 生存競争の果てに、あえて環境の悪い場所を選んで生育する植物の逞しい生命力、そして過酷な環境に適用するための自らを進化させていく抵抗能力、生態系の理想ともいえる自然の循環システムに感動します。 地球環境の保全に重要な働きをしてくれるマングローブですが、過去30〜40年、東南アジアではエビ養殖場、工場や道路建設、エネルギー源を目的とした伐採が進み、相当数のマングローブが消滅しています。 スマトラ沖地震では、インド洋沿岸が深刻な津波被害を受けましたが、マングローブが健在な地域は大きな被害を免れました。そうです、あの独特の形状を持つ根が地面にしっかりと固定されて、自然お防波堤の役目を果たしたのです。 昔から、マングローブが波による海岸の浸食を防いでいたのですね。 地球温暖化防止や生態系保護の視点ばかりでなく、防災においてもマングローブは地球と人間に大きな恩恵を与えてくれているのです。 ![]() 沖縄は梅雨が明けて、本格的な夏が到来しましたね。海の森がつくりだす自然の素晴らしさを体感する絶好の季節です。 ![]() 満潮時にはカヌーを漕ぎながら、マングローブを観察する自然体験ツアーがあるそうです。 カヌーに乗って、マングローブに生息する小動物たちの目線で豊かなマングローブ林を観察してみたいです。 |






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・・・お〜っ!まさに赤い宝石・・・

サクランボが美人をつくる果物といわれる所以・・・・納得です
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