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江戸武家屋敷に香る桜 [2008年04月07日(月)]
 
桜がバラ科の植物であることは周知の通りですが、バラのように強い芳香はありません。桜の中で最もポピュラーなソメイヨシノの香りは超微弱なので、たとえ満開の桜の木の下でも桜の香りがムンムン・・・などということは決してありません。

桜の中には匂い桜(ニオイザクラ)と呼ばれる香りの良い品種も勿論あります。
スルガダイニオイ(駿河台匂:Prunus lannesiana “Surugadai-odora”)は、江戸時代、駿河台の武家屋敷に咲いてたといわれる匂い桜です。


清楚な白い花は、それほど強い香りではありませんが、花木が満開になると、なんともいえぬ香気を立ち昇らせて、行き交う人々をうっとりとさせてくれます。



開花時期はソメイヨシノのすぐ後、4月上旬から中旬にかけてですので、今週末には、甘いフローラルな桜の香りが楽しめるかもしれませんね。

東京では、新宿御苑(中の池とイギリス風景式庭園の中間あたり)と千代田区駿河台三丁目(道灌道)で見ることができます。

桜の香りは、クマリン、ベンズアルデヒド、β−フェニルエチルアルコール、アニスアルデヒドなどの香気成分で構成されています。これらの香り成分は、梅や杏、桃などサクラ属にも含まれています。ほんのりと透き通るような甘い、甘酸っぱさの混ざった香り・・・。
桜の花は眺めているだけでも癒されますが、香りには抗うつ作用があると言われています。芳しい桜を眺めていると、気分が高揚してくるのを感じるはずです

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