自分および他者とのコミュニケーションをライフワークに、食やキャリア、ヨガなどを通じて「自分らしさを創造し、他者と共存するライフスタイル」を考えていきます

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ヤマアラシのジレンマ [2007年03月15日(木)]

はぁぁ、やっと終わりましたよ、確定申告!!フリーランスの宿命ですが、書類を取り寄せたり、書き方が分からなくて何度も税務署に行ったりと、大変でした。勤め人の頃の紙切れ一枚にハンコ押して終わってたのが恋しい〜。

さて、最近、ヨガ仲間のアメリカ人に「セラピストやってるなら、読んでみたら?」とSchopenhauer's Porcupinesという本を勧められました。ショーペンハウアー?ヤマアラシ??なんちゅうタイトルやねんと思っていたら、心理学の世界では「ヤマアラシ(もしくはハリネズミ)のジレンマ」として有名なショーペンハウアーの寓話があるんだそうです。知らなかったよ・・・。

その寓話と言うのが・・・

ある山に、2組のヤマアラシの夫婦がいました。ある寒い寒い冬の日、その2組はお互いの体で暖めようと身を寄せ合いますが、あまりに近づくと、お互いの針が邪魔をして傷つけ合ってしまいます。でも、離れていると寒くて凍えてしまいます。そして、そのジレンマに苦しんだ末、一組は抱き合って死んでしまい、もう一組は離れたまま凍死してしまいました。

というような内容で、要は人間関係にも相通ずる「つかず離れず」のちょうどよいバランスが必要だと言うような教訓がつきます。(と言っても、寓話自体も教訓も諸説あります)

なるほどね・・・。よくできたお話だとは思いますし、確かに「つかず離れず」は理想ではあるけれど、それって難しいですよね。どうすればいいでしょう?

思うに、「つかず離れず」の心地よい距離感というのは人それぞれ違っていて、それをどちらかが押しつけようとすると苦しくなりますよね?

自分は心地いいと思っていても、相手はウザッタイ、もっとあっち行け!と思っているかもしれないし、相手は心地いいと思っていても、自分は寂しくて不安だったり、物足りなかったり・・・。

つまり、相手との距離感自体が問題なのではなくて、そこから発生する不安や嫌悪感などのエゴが人間関係を悪くしているわけです。

だから、自分が心地よいと思う距離感を相手に押しつけるのではなく、かといって、相手が心地よいと思う距離感を無理して受け入れるのでもなく、相手が近づいて来ようが離れていこうが不安や嫌悪感を感じることなく、自分の感情をコントロールできるようになれば、バランス!バランス!と意識しなくても、自然にお互いにとっての心地よい距離が取れるようになります。

そのためにも、「人間はヤマアラシのように棘があるわけじゃなし、くっついてても離れてても死にやしない。どんな距離でも私は大丈夫なんだ!」と思えるように、エゴが出てきたらWhyで掘り下げて、自分の中に原因を見つけて手放していく、それが結局はジレンマに悩むことなく、どんな相手とも「つかず離れず」のいい関係を生むのではないでしょうか?

「私は人と上手く距離感が保てないんです」と言う方は、ご自分の行動パターン・思考パターンをもう一度よく見直してみてくださいね。そこにエゴはありませんか?

この記事のURL

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